B級グルメの祭典、“B-1グランプリ”。
昨年の第6回大会は、兵庫県姫路市で開催され、
観客動員数は延べ51万5千人にも上り、過去最高を記録した。
先日、姫路市の実行委員会が、このB-1グランプリ開催に伴う経済効果を発表した。
その額は、なんと40億7,400万円!
姫路市単独でも、16億4,000万円だったと発表した。
なんとも驚きの金額である。
これは単にB-1グランプリの売上のみならず、
遠方からの観客や参加者が利用した、ホテルなどの宿泊施設のや交通機関の利用、
またそれに伴う近隣観光スポットや、商業施設への波及効果なども推計したもの。
動員人数だけでも解るが、それだけB-1グランプリの人気が沸騰しているのがうかがえる。
その開催地だった姫路市が、力をいれてPRしているご当地グルメが、“姫路おでん”。
姫路市を中心に、加古川市~たつの市・相生市あたりまで食べられている。
開催地の料理は、投票の対象から外されるので、
昨年はノミネートされず、入賞することはなかったが、
開催地のB級グルメとして、ひときわ注目を浴びて知名度を上げた。
その姫路おでん、温めるだけのレトルトタイプのものを、
近所のスーパーで見つけたのさっそく購入してみた。
牛すじだけ、“すじ肉入り”と強調されている。
秋葉原のおでん缶しかり、やっぱり牛すじは、おでん種として特別な存在なんだろう。
姫路市の地元の蒲鉾メーカーが売り出している。
姫路おでんとは、普通の出汁で煮たおでんを、
おろし生姜を溶いた醤油に付けて(もしくは上からかけて)食べるものらしい。
ただ単に、食べ方が一風変わっているというだけのもの。
そう言っちゃうと、静岡おでんもそうなってしまうか・・・。
ちくわ,玉子,大根,こんにゃく,牛すじなど、
おなじみの7品目のおでんの種に、醤油とおろし生姜の小袋が付いていた。
そして、これを湯煎で温めて食べてみた。
厚揚げがないのが悔やまれる。
さらに欲を言うと、巾着も。
そして、兵庫なら明石のタコの足も入れてくださいと。
・・・・・。
微妙。
姫路のひとには悪いけれど。
すごく微妙。
というか・・・美味しくない。
牛すじなんか、相性が悪過ぎる。
醤油も濃いめで、ちょっと合わない。
我慢できず、最後に残った大根とちくわは、からしとだし汁で食べた。
ああ・・美味しい!
おでんは、やっぱり、たっぷりのだし汁と“ねりからし”だわ・・・。
ちゃんと美味しいだしで煮込んで、しっかりと染みて味が付いているのに、
なぜそれにまた醤油を付けて味を変えてしまうのか?
本当に、姫路の方には申し訳ないが、自分にはこの食べ方は合わなかった・・・。
だが、公式サイトをのぞくと、
どうやら自分の食べ方は若干間違っていたようで、
辛めの醤油は、おでんのだしで割って、濃さを調整するのが正しいようだ。
でもって、おでんもだしから上げて、充分に汁気を切ってから、
生姜醤油につけて(若しくは上からかけて)いただくらしい。
パッケージの裏に調理法など記載されていたが、こんなことひとつも書かれてなかった・・・。
うーん・・リベンジしてみようか・・・?
でもたぶん、ふつうにだし汁とねりからしで食べる方が美味しいだろうな・・・と思ったり。
まだ食べたことはないが、自分にゃ静岡おでんも合わないかもしれんな・・・。
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