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杉山を自然林に戻したい。
黒っぽい杉山を見るたびに子供の頃見た青い自然林を想う。山のことのみならず生活ブログです。

日本食

2011年10月28日 09時52分28秒 | 日常

「このところ疲れ気味だから、スタミナをつけなきゃ。」と思って、焼肉を食べに行くと、次の日元気がでるどころか、逆に体が重いと感じたことありませんか?

実はこれ、体の正常な反応なんです。

はたして、肉でスタミナが付くのは本当なのでしょうか?

<脳がよみがえる断食力> 山田豊文(杏林予防医学研究所所長)著書より引用します。

☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆( 引用開始 )☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆

「肉こそ最高のスタミナ食、肉は最良のタンパク源」という信仰は、まだまだ広くはびこっているようだ。

体にとってタンパク質が不可欠な栄養素であることは間違いない。筋肉や骨、またホルモンや酵素の材料になったり、エネルギーが不足した際にはエネルギー源にもなるタンパク質だが、その一方で“問題児”にもなる。

過剰摂取による弊害が指摘されているのである。
その代表的なものが、肝臓と腎臓への負担だ。

窒素を含んでいるタンパク質は、代謝のプロセスでアンモニアを発生させる。アンモニアは毒性が強いため、肝臓はこれを毒性の低い尿素に変える。働き者の肝臓にとっても大きな負担である。尿素は血液に入って腎臓に送られ、濾過されて尿として排泄されるわけだが、この濾過作業が腎臓に負担をかけるのだ。

このように、肉を食べ過ぎれば、肝臓にも腎臓にも大きな負担を強いることになるのである。

「焼き肉でスタミナを!」という考え方は危険をはらんだものであることを知らなければならない。腎臓が悲鳴をあげて、尿素の濾過がうまくいかなくなると、尿酸が蓄積され、高尿酸血症、さらには痛風にもつながりかねない。

もう一つの問題は、肉をたくさん食べると血液が酸性に傾いてしまうことだ。そうなると、体は中和するように働くのである。

このとき体はどうするか? 

実は、骨や歯のカルシウム(アルカリ性)を溶かして血液中に送り込むのである。これは「脱灰(だっかい)」と呼ばれる。

また、肉は酸を生じる食品であると同時に、カルシウムが少なくリンを多く含む食品でもある。食べ過ぎて体内にリンが増えることも、また問題なのだ。

体の中のリンとカルシウムのバランスは、ふつう、1対1の状態に保たれている。だから、肉の過剰摂取でリンが増えすぎると、バランスを調整する必要が出てくる。その調整も脱灰によって行なわれるのである。

脱灰が起これば、骨や歯は弱くなる。また、視力低下や糖尿病、心筋梗塞の引き金になることも指摘されている。

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肉を食べるとスタミナが付くどころか、逆に体に負担をかける危険なものだったのです。

ではどのような食事がよいのでしょうか?



①体力の源は“日本食”に
明治時代に来日したドイツ人医師は、人力車の車夫の体力に驚いたことが記録に残っています。
東京から日光までを馬の場合は、途中で馬を6回取り替えて14時間かかったのに対し、車夫は同じ距離を1人で14時間半で走りました。そこで、栄養学に添う肉中心の食事を車夫に与えると3日で走れなくなったそうです。

しかし、食事を元の質素な日本食に戻すと、なんと元気に走れるようになったのです!

②実は野菜でスタミナがつく
スポーツ栄養学者ベルンド氏によると、エネルギー不足を訴えるスポーツ選手の大半は蛋白質のとりすぎが原因です。あるプロフットボール選手達の大好物は特大ステーキとアイスクリームでしたが、野菜中心の量より質の食事に変えると、選手達はスタミナがついたうえに動きも機敏になり、怪我も目に見えて減ったそうです。

つまり、日本人古来の伝統に基づいた食事に可能性があるのです。

実は間違っていた「スタミナ付けに焼肉へ行こう!!」
食べれば食べるほど疲れる

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