薔薇之恋 ～薔薇のために～

台湾ドラマといえば、大半が日本の漫画が原作で…。
漫画好きな私としては、どうしても原作と比較してしまうので、なかなか入れ込みずらかったけど…。
ちょっと、韓ドラを外して新鮮でいいかなと思い、ここんとこ、イタキス、薔薇恋と、
今更ながらにジョセフ・チェンで攻めています。^^

で、今回は、「薔薇のために」by　吉村明美　が原作の作品。

  薔薇のために (1) (フラワーコミックス)
吉村 明美
小学館

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ここでの注目はもちろんジョセフ・チェン（デビュー作品かな？）
イタキスの入江君もいいけど、葵役がとっても良い。

【簡単な内容】
たった一人の身内だった祖母が亡くなり、天涯孤独の身となった枕野ゆり（エラ・チェン）。
祖母の残した一通の手紙から、実は母親は生きていて、女優花井しょう子のこであること知る。
しょう子の実家花屋敷家に向かったゆりが出会ったのは、とっても強烈で美形の３人の異父姉兄弟。
ゆりは、体型は太めで、背は低く、容姿にコンプレックスを持っている。
変わり者で口の悪い姉兄弟達と暮らし始めたゆり。鋭い棘を持った薔薇の家族に、醜い一輪の花。
乾いた家族に彼女の存在は、次第に潤いを与えていく。

ゆりは、初恋の相手がスミレ（長男）だったということを知り、恋心を抱いてく。
異父姉兄弟と思っていたのが、実は、ゆりだけ他人だということが分かり、
唯一葵（ジョセフ・チェン）だけが血の繋がった異母姉弟だった。

主軸はあくまで、ゆりとスミレなんだけど、私はずっと葵目線で物語を追ってました。
この物語、葵とゆりの絡みが圧倒的に多いんですよ。
この葵のキャラが魅力的でないと、きっと４１話持たなかったと思います。
笑ったり、泣いたり、怒ったり、意地悪だったり、甘えたり、本当にコロコロ表情が変わって、すっごくよかった～。

葵は、育った環境から、他人をまったく寄付けない。
花屋敷家に初めて連れて来られたときに、スミレ（兄）がご飯を食べさせてから、
彼だけに心を許し、兄を愛するようになる。
（かなりアブナイ役を演じています。あっ、髪が長いのも事情があるのよ～。）
そのうち、ゆりの純粋さ、素直さ、温かさに惹かれ始めていく。
きっと愛情に飢えていたんだよね。いやぁ～、最初はまるで恋敵。
唯一血の繋がった姉弟だということが分かり、ゆりに対する想いに悩みはじめる。

ゆりとスミレが両想いになっていく過程での、彼の葛藤を見ていると、
　もういいから、姉弟じゃないということにして結ばれてしまえっ！
と本気で願ってしまいました。(血縁を気にするキャラではないし。>葵^^）

ゆりとスミレが結ばれるであろう夜、
スミレの家に泊まるから帰らないと知った葵は、家まで、着替え、洗面道具を持って行ってやるの。
きっといてもたってもいられなかったんだね。
その頃、ゆりは自分に対するコンプレックスから、スミレとの一線を超えるのが不安で、気まずい状態。

スミレを信じている葵、ゆりが大好きな葵、諦めるしかない自分の思い。
ちょっと怒ったような表情で、スミレの気持ちを話し、ゆりを後押しする。
いつも本音をいうとき、最後はちゃかしてしまうんだけど、このときの葵は、かっこよかったなぁ…。

一人夜景を見ながら、ゆりとの想い出を回想するシーンは、本当に切なくて…。
夜景に向かって大笑いをする葵。これでいいんだと自分に言い聞かせて。
でも彼の胸にぽっかり空いた穴は、だれも埋めることはできなくて…。

最後のほうは、葵とゆりの絡みが少なくなったのでちょっと面白くなくなってしまった。

スミレ役がね～、もうちょっと魅力的だったら印象が変わったかもしれないけど。
たとえば、ジョセフ・チェンがスミレ役をやって、ジローが葵だったとしたら…。（これは、イタキスキャラ）
そしたら、きっとここまで、葵役に想い入れをすることはなかったんだろうな。 

　　公式は→　http://4rose.tv/index2.html 　

ってことで、下の二つは、葵＆すみれ　ショットを選びました。
曲もなかなか良いです。^^

The Rose 薔薇之戀 韓葵 mv 鄭元暢

 

? The Rose - Beautiful Soul ?