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長塚昌宏の「コロと歩けば」

人と人との関係を様々な切り口で書いていきます。茨城の良いところも柴犬のコロと共にアピールしていきいきたいと思います。

巣鴨とげぬき地蔵尊&ライブ

2012年09月16日 | メッセージ
◆暑い日盛りの東京に出かけました。久しぶりの電車。上野駅まで行って、山手線内回りで「巣鴨駅」で降りました。しばらくすると待ち合わせの二人の先輩も到着。駅の近くの寿司屋で一杯。それぞれの近況などについて話し合いました。この集まりは、元会社の先輩たちが私の退任(5月末)の慰労会を「少し涼しくなったら」と開いてくれたもの。しばし過去の出来事や共通の知人の消息、特に亡くなった方のことなどが話題に。私も久しぶりの遠出とお酒が飲めるというのでウキウキしていました。またこの日は、同じく別の先輩がライブをするのを見られるという楽しみもありました。
◆巣鴨といえば“とげぬき地蔵”で有名。おばあちゃんの原宿などとマスコミにも取り上げられています。そのとげぬき地蔵(高岩寺)の寺務所の前の青空スペースでのライブでした。とげぬき地蔵は、江戸時代、ある武士の妻が病に苦しみ、瀕死の床にいました。ある夜、夢枕に立った地蔵菩薩のお告げに従い、地蔵菩薩の御姿を写した紙(御影)を川に流すとその効験あってか病が回復した、と言います。その後も、大名の奥女中が針を誤飲した際、地蔵菩薩の御影を飲んだところ、針を吐き出し、その針に御影が刺さっていたという伝承があり、これが“とげぬき”地蔵の由来となったようです。その他にも、身体具足、衆病疾除、寿命長遠、神明加護など“地蔵の十徳”を慕って参拝する人が引きも切らないということです。
◆さて、青空ライブです。演者の「ノブ」さんは70歳間近。本業のかたわら8年前からこのとげぬき地蔵尊で青空ライブを一人で行っています。ギター、マイク、アンプ、手作り歌集などを自ら持参し、原則毎月第二木曜日の午前と午後の2回、演奏活動をしています。若いころにはフランスに行って大道芸の人々とも一緒に活動したという本格派。演奏の合間にはなじみのオカアさん方から冷たい飲み物の差し入れがあったり、たまにオヒネリもあるのだとか。最近ではあさくさはなやしき通りでも演奏を始めたと言います。演奏曲目は、お年寄りも懐かしく聞ける「日本抒情歌」の数々。“琵琶湖周航の歌”、“七里ヶ浜の哀歌”、“紅葉(もみじ)”、“ああ上野駅”など。高音の澄んだ歌声がお年寄りたちを魅了します。終わって、この日は、埼玉の看護学校の女学生がインタビューしていました。
◆この高岩寺境内には“洗い観音さま”(聖観世音菩薩像)が置かれており、連日多くの参拝客が立ち寄ります。自分の体の痛いところを観音さまの同じ部位に水を掛け、布(昔はタワシだった)で洗うと、治癒したり軽減すると言われます。霊験あらたかな観音さまです。私も体の痛いところに水を掛け洗い始めました。痛いところを探しているうちに全身を洗ってしまいました!
◆帰りのお土産は、高岩寺門前の巣鴨地蔵通商店街の松月堂の「塩大福」です。この日は先輩と旧交を温め、ライブに参加し、人の生き方・趣味の楽しみ方を学び、健康を祈ることもできた大変有意義な一日でした。特に、ノブさんの生き方には驚嘆しました。一つのことに打ち込むことの凄さをまさに実感しました。
 <写真>巣鴨とげぬき地蔵・高岩寺境内の聖観世音菩薩像(洗い観音さま)
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