包装コンサルタントの伊藤洋一です。今週、段ボール原紙の値上げの記事が日経の朝刊に載りましたので、このことに触れたいと思います。
6月17日の記事では、「日本製紙グループの日本大昭和板紙は段ボール原紙を値上げする。上げ幅の目標は1キロ10円以上。9月21日出荷分から実施、原燃料高の転嫁を急ぐ。同社の値上げは昨年9月以来、1年ぶり。」
また、6月19日の記事では、「段ボール原紙で国内生産首位の王子板紙は18日、原紙製品を値上げすると代理店に伝えた。上げ幅の目標は1キロ10円以上。10月1日出荷分から実施を目指す。古紙や重油の価格上昇を転嫁する。同社の値上げは昨年9月以来、ほぼ1年ぶり。すでに値上げを表明している日本大昭和板紙に追随した格好だ。」
原油の値上がりが続く中、多くの原料や商品が値上がりはじめています。ですから、段ボール原紙の値上げの予想の範囲と言えば言えなくもありません。だだ、その一方で6月13日の記事では「段ボール原紙大手が減産を拡大する。減産幅はレンゴーが生産能力比で2割、王子板紙は1割とする。食品・飲料などの段ボール需要が振るわず原紙の在庫が多い。」とあります。
景気の減速感が漂っている昨今、値上げが目標通り実行されるかどうかわかりませんが、注意深く見守る必要があると思います。
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