
ご近所さんや友人たちにヘルプをお願いしておきながら、隊員自身、まったく脱穀の作業イメージがわかない。ちょうどいいタイミングで、町内の小学校で子どもたちが脱穀体験をするという。勇んでお邪魔した。
足踏みの脱穀機と千歯扱きを使って、わいわいと稲をこぐ子どもたち。こうやってコメになっていくのかぁ。アラフォー隊員は、パチパチと写真を撮りながら勉強。指導していた顔見知りの農家さんに、「この道具、今度貸してもらえませんか」とお願いすると、すぐに快諾してくれた。ありがたい。大事に使わせてもらおう。


そして今日、別の農家さんたちが田んぼにコンバインを運んできてくれた。手作業の脱穀だけでは日が暮れてしまうので、明日は機械も併用して進めるのだ。
「もう2年は使うとらんけえ、試運転せにゃいけん」。農家さんがコンバインに乗り込みながら大声で言う。コンバインを路肩から田んぼに降ろそうとした瞬間、ドスンという衝撃音とともに、つんのめったコンバインがびくとも動かなくなった。

