
2012年8月30日
「足を5番にするときに、足の付け根でクロスさせるのでなく、
背中の肩甲骨の位置で足をクロスさせるような意識をもつ」
足を5番ポジションにするときに、前足の足首から下を懸命に外側にねじることに意識を傾けている人が多い。で、結果として膝が曲がっていたり、体がねじれてしまったりしている。
5番ポジションのそもそもは、動き出すためのエネルギーを溜めるために、体全体をねじり上げる(ほどけた瞬間が踊りだしになる)ための動作なので、足の付け根が外側に開いた状態で、左右の足が前後に重なるように交差するポーズが、一番無理なく大きなねじり力を生む方法だ。
この時、どうしても鏡で確認できる体の前面ばかりに意識が向かいがちになり、すると足を開こうと前かがみになって、腰も引けてしまう。
むしろ背面で足の交差を意識し、5番の後ろの足を付け根から開くことを意識したほうが美しく見える。
この際プロでないならば、気持ち悪いほど外側に足先が向かっている必要はない。それよりも付け根が限界まで開いた状態で、両足がしっかり奥まで交差し、締まっている感覚が重要である。
さらに、足の付け根で交差を意識するのでなく、肩甲骨から足が生えている感覚で、交差の感覚を持つと、より脚を長く使うことができ、足も長く見せることができる。
意識を持つのは、体の前面、前足でなく、背面、後ろ足、そして足と言われたら、肩甲骨の下からを意識してみよう。
それだけで、5番のポーズがすっくと美しくなることは間違いない。
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