お客様は神様と違うよ。

よい事も悪い事も子供がマネをするのは大人。

昨日のバイト先の出来事です。
うちはフードコートの店舗なので、
食器類は返却口に戻して頂くシステムです。
中学生の女の子が食器を下げる際、
「卵の殻が入っていた！」と言いました。
それは明らかにこちらの落ち度です。
丁重に「申し訳ございませんでした。」とお詫びしました。
そしたらその女の子から返ってきた言葉が、

「申し訳ないだ？ふざけんな金返せ！」

いや耳を疑いました中学生の女の子ですよ。
それも不良というよりごく普通の子です。
しかも全部食べ終わっているんですよね。
卵は最後に割入れるもので、
しかも汁物じゃないから沈む訳でなく、
見つけたとしたら早い段階のはずです。
まあいつ見つけたとしてもこちらの落ち度ですから、
それに対しての謝罪はもちろんしますし、
見つけた段階で作り直しは致します。
ですから作り直すと言いました。
するともう食べ終わったのでいらないと言い、
卵の殻が入っていた事が「気持ち悪いから金返せ。」とおっしゃる。
驚きですよね。クレーマーの低年齢化がここまで！？
でもここで返金など当然致しません！！！
私は丁重に言いました。

お客様が全て召し上がってしまったので返金には応じかねます。
お客様は未成年のようなので、
金銭のお話は保護者様とさせて頂きたいので、
保護者の方とご来店頂けますか？
その際返金が出来ない理由を保護者様に説明させて頂きます。

何度も言いますがお客様は神様ではありません。
もちろんお客様は大切にする存在でありますが、
お金を払う者と売る者は立場上対等なのです。
お客様は神様ですという言葉が一人歩きしてしまい、
お金を払う＝偉いと考えがちですが、
お客様は神様という言葉は、
店側の人間が使うものであって、
客側の人間が自ら言うものではないのです。
お金があっても買う事が出来なければただの紙です。
お金は物を得る事が出来てこそ「金」なのです。

もしかしたらこの女子中学生は、
クレームを言う事でお金が戻ると、
間違った学習をしてしまったのかもしれません。
しかし物を得て尚且つ金を払わなければ犯罪です。
間違っている事は間違っていると教えなければいけません。
さてこの中学生は保護者を連れて来るかな？