魂を磨く

ここ数日どういう訳か？
いろんな人から過去や生い立ちを聞かされた。
自分もそこそこファンキーな人生だと思っていたけれど、
人知れずそれぞれに苦労を味わっているんだなぁと驚いた。
何故ならその人たちは本当に人として素晴らしくて、
愛しくて大好きな人たちばかりなのだ。
だからそんな苦労をしていたなんてこれっぽっちも考えず、
とても裕福に伸び伸びと育ったのであろうと思っていた。
なんと言うか、皆それくらい人が出来ているのだ。

よく凶悪な犯罪を犯した者の弁護人が、
不幸な生い立ちや環境を持ちだして情状酌量を求めるが、
そんなのは個人の資質であり言い訳にならない。
この人たちの話を聞くと本当にそう思える。

そういえば少し変な世界の話になってしまうが、
苦労を経験するというのは魂を磨く修行と聞いた事がある。
ここ一つポイントがあって、
要らぬ苦労を重ねるのは意味がない。
御釈迦様の言われた「苦行など意味がない」ってやつだ。
それは自ら苦労を求めても根底にあるのは、
苦労をすれば極楽に行けるという欲であり、
魂を磨かない修行はどこまでも苦行でしかない。という事だ。
日々生きる中で起こる避けられない苦難、
これを自らの力で乗り越え、
その苦難への恨みや憎しみも捨て、
強く優しくなる事こそが魂を磨く事なのだという。
はぁ～出来てなかった～
私は事あるごとにそれにこだわっていたなぁ。

もしかしたら偶然にも、
さらりとその人達の過去を聞いた事は、
その事に気付かせてくれる為の出来事だったのかなぁ。

やはり起こる事の全てに意味があるんだなぁ。
どんな事にでも日々感謝をしなくてはいけない



ただ私の悪い癖は、

それをすぐ忘れちゃうんだなぁ…てへ。