「わ」太鼓の「わ」?!

「わ」に入る漢字は「我」「和」「話」「輪」
「我」の感じる「和」太鼓の「話」をして「輪」を広げていけたら幸いです

自信と自信過剰

2007-02-22 12:25:57 | 太鼓全般
和太鼓に限らず何をするにしても自信を持つことはとても大切なことだと思います。
ですが、自分の技量を過信して自信を持ちすぎるのはいけませんよね?

以前、一緒に太鼓をしていたメンバーなのですが、ものすごく自信過剰な人がいました。
その人(以下A君とします)の太鼓暦は詳しくは知りませんが、一緒に太鼓をやり始めたのはA君が高校生になってから。そして、道後のホ テルで一緒に演奏をするようになったのはA君が高校を卒業してからで、たったの数ヶ月。演奏できる曲目も水軍太鼓を除けばまだ1,2曲 しか覚えていない状態で、当時の私から見てもまだまだ未熟者でした。

そんなA君があるとき発した言葉が、「次に覚える曲はとりあえず四丁太鼓の中太鼓でも覚えようかな?」という言葉。

当時、「四丁太鼓」という曲の中太鼓を担当していたのは私だけでした。その私からいうと、どの曲よりも体力を使う曲で、疲れる曲であり、誰でも簡単に出来るという曲ではないと思っています。そのことは、私以外の人も分かってくれていたため、A君の発した言葉に、その場にいた全員が絶句しました。

正直、『カチンッ!!』ときましたね。私が全身全霊かけて(←ちょっと大袈裟)演奏している曲を、「とりあえず」で片付けられてしまっ たのですから。しかも、大きな口を叩くだけの技量があるなら別ですが、たいした技量もなく、まだまだ誰かに頼らなければ演奏出来ないような未熟者から言われたのだからなおさらです。

さらに追い討ちをかけるようにしてA君から発せられた言葉は「もうすぐSATOさんを追い抜いて見せますよ。」
いやぁ、その自信はどこから出てくるのでしょうね?不思議でたまりませんでした。私も自分の技量を過信するわけではありませんが、そう思ってしまう程に誰から見ても技量の差は歴然としていたと思っています。

そのときのやりとりは随分と前のことなのではっきりとは覚えていませんが、「もっと練習しないと今のままでは無理だよ、そんなことを口 にするのは10年早い」というようなことをきつい口調で言ったような気がします。
 その私の返事に対して、A君から返ってきた言葉は「いいんですよっ。別に私はSATOさんに認めてもらいたくて太鼓をやっているはない のだから・・・」
おいおいおい、今度は逆切れですか。確かに私も大人気なくきつい口調で返事をしましたし、私に認められたからどうこうということはないのですが、逆切れされるような覚えは ありません。

私の言葉が嫌になったのかどうかは分かりませんが、それからしばらくしてA君は太鼓には来なくなりましたが、自信を持つのもいいですが 、何事も自分の技量というものを把握した上で自信を持ちたいものです。

演奏見学

2007-02-08 23:45:35 | 太鼓全般

昨日、久しぶりに自分たちの演奏を「見学する」、ということをしました。
普段から、『人数が多いときには誰かが演奏には参加せず見学できたらいいね』、という意見は出ているのですが、なかなか実現出来ていないのが現状です。
が、昨日は私が飲み会があり、飲み会が早い時間に終わったので、見学に行きました。
酔っ払った状態での見学だったのですが、良い面、悪い面共に、演奏している中では気付きにくいことがいろいろと見えて良かったです。
やはり、たまには見学する事も大切だなぁ、と痛感しました。

その中で特に感じたことは、音のバランス。
演奏中に、「この程度かな?」と思っていても実際には締太鼓の音が大きかったり、中太鼓の音が大きかったり。
この辺りはやはり、実際に見てみないと分かりにくい部分だと思います。

今回は酔っ払った中での見学だったので、今度は、酔っ払っていないときに、もっとしっかりと見学してみたいと思いました。