川口和夫のブログです

団塊世代の徒然草風のブログです。

科学技術の急速な発展について

2024-04-16 09:16:12 | 日記

No⑦

 

No⑦はこの70年の驚くべき科学技術の発展についてです。

 

①戦後はタライに七輪、カマドの時代

 私が生まれた昭和20年ごろはのどかでしたが、生活は大変な時代でした。

 洗濯はタライに洗濯板でゴシゴシ、料理はカマドや七輪で火をおこし煮たり焼いたりで手間がかかりました。

 お風呂は五右衛門風呂にマキを焚き付け、冷めない内に早く入れで、沸かすのは主に子供の仕事でした。

 江戸時代から続く「村」の生活で、今に比べれば随分と時間がかかったものでした。

 皆貧しかったけど、平和な楽しい暮らしだったと思います。村全体が争いのない共同体でした。

②三種の神器の時代・昭和30年代

 戦後10数年で生活は便利になりました。TV、冷蔵庫、洗濯機の「三種の神器」などの電化製品が出回ってきたんです。

 いわゆる文化生活・製品で主婦の生活は随分と楽になりました。何事も今と同じ「ヒネルとポン」になってきました。

 雑誌などの刊行物も本屋に並び、生活はエンジョイするものへと変わって行きました。

③高度成長で便利な時代・昭和40年代

 道路、鉄道、航空機などが整備され高速道路、新幹線の建設が始まり、モータリゼ-ションの時代へ。

 会社の仕事はソロバンから電卓、タイプからワープロ、大型コンピュ-タ-も導入されて仕事も便利に。

 ただ仕事は機械がするもので、人間はその従者、使い捨ての将棋の駒になって行った感がありました。

④インタ-ネットの時代

 ウィンドウ95の登場が契機でした。世界につながるインタ-ネット社会へと広がって行ったのです。

  脳機能の機械的な利用でしょうか。OS(神経回路)そして記憶装置(記憶領域)が小さな箱に収まったのです。

  沢山のアプリケーションが開発されました。表計算・文書・会計・経理・給与・総務庶務・・そして外部に繋がるネット社会へ。

  その結果、特殊な業務ノウハウは小型のコンピュ-タ-のプログラムに収録されて、人間はそれを操作する人になったんです。

 それからのスピ-ド化、小型化、多様化の技術革新は恐ろしいほどで、今は指先で操作できるスマホになったんです。

  そして今や電車に座るとほぼ全員がスマホと取り出すのが普通になりました、

 超便利になったな反面、ついて行けない層が急増、悪徳詐欺などもも横行して困ったことになっています。

⑤AIの時代・機械が人間に代わる?

 AIが人間の頭脳に代わる存在として登場してきました。

 知識・情報・記憶力はAI、その膨大な量は当然人間の脳を上回るものです。そんなものはこれから不要になる感があります。

  チョンとスマホを叩けば何でもかんでも出てくる時代になるんです。

  将来は人間の脳の代替となる、そんな可能性を秘めています。まだ先のことは分かりませんが・・・。

 ただAIコンピュ-タ-が今出来るのは過去の記録や記憶の集積で、まだ新しいモノを創り出すことは出来ません。

  AIが苦手なのは脳の「事物の抽象化」「想像力」「瞑想」などのファジイな働きの部分のようです。

  新発見のための研究開発の実験なども不得意な分野でしょうか。

  もちろん「カミサマ」の言葉を聞くことも助言をいただくこともありません。宇宙と未来にはつながっていないのです。

  それらは人間の「創造力」に関係する分野のようで、そこがこれからの人間の仕事になる感じが私はしています。

 またAIは勝手な暴走を始める危険を持っています。それを防ぐを「コントロ-ル」の機能の必要性があります。

⑥飽食の時代

  ご飯に味噌汁から、世界中のグルメに世界が広がってきています。世界中の何でも食べられる時代なんですね。

  昔を思うとまさに夢の世界なんです。これも科学技術の進歩の賜物かも知れません。

  ただ食料自給力の低下、農業の衰退などが問題となっています。困ったことも多い、こんな時代がいつまで続くんで 

   しょうか?。私たちは昔に戻れますが皆さんはどうでしょうね。

⑦近代兵器の恐怖

  広島、長崎の原子爆弾の恐怖から始まった戦後はその恐怖をさらに増しています。

  新たに水爆が開発され遠距離・運搬手段としてミサイルが開発されてきました。その精度は近代電子兵器の発達によって

  飛躍的に向上しているようです。また宇宙には人工衛星が無数飛び回っており、さしずめ宇宙戦争のようです。

  そんな軍需産業・軍事力を持つ国が力を誇示し、世界制覇を目指す大国主義へと睨み合っているのが現実でしょうか。

  科学技術を戦争の手段に使ってはなりませんね。我が国は戦争をしない国是を守るべきなんです。

  悪魔に魂を売った人間の失敗とも言えます。科学技術が権力者の後ろ盾になってはいけないんです。

⑦未来展展望

  人間のこれからの役割は・・・・

    ・科学技術の成果に使われるのではなくそれを活用する立場に立たねばなりません。

    ・必要最低限の知識は必要です。しかしあくまで中心は人間であることは忘れてはなりません。

    ・知識・記憶力に頼らない「新しい創造」が人間の「役割」だと思います。直観や感性などを磨き、世界を正しく

     認識しそして創造できる自分達を創り出すことがこれから重要になると私は思います。

    ・世界色々の情報が溢れています。情報過多の時代とも言えます。取り入れる情報の選択の必要もあります。

 

 

 

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