今日もいつものカフェでタビーとモーニングだ。 まだまだおっかなびっくりのタビーだが、本の少しだけ進歩している。
「タビー君、よーく回りをみてごらん。お兄さんやお姉さんはみんなお行儀よくお座りしてるよ。タビー君、わかるかな?」タビーは聞こえているはずだがしらん顔をしている。
「タビー君もお兄さんやお姉さんみたいにお行儀良くお座り出来るかなぁ?」私はのんびりした声でタビーに聞いた。
タビーは無言で私の隣に身体を押し付けながら座った。約1分ぐらいだったが、心から誉めてやる。
「タビー君すごいねぇ。お利口さんだね。おかあさんは嬉しいよ。」
たったの1分か! と人は言うだろうが、バッグから出ておとなしくお座りするのは、怖がりのタビーにとってはとても勇気のいることなのだ。
タビー、頑張ったね。ありがとう。