miyakodori -フォト575

自分で撮影した写真に575を付け
日々の感動を記録に残せたらと思っています。

カラー

2024-04-26 18:07:09 | 日記







カラー咲く昼なほ暗き道標
からーさく ひるなほくらき みちしるべ

カラー:初夏 植物
  海芋(かいう) 



甲虫に「みちしるべ」という季語がありますが、
こちらは道標の方です。
     









湿地を好む宿根草。
艶のある葉の間から長い花茎を伸ばす。
花は棒状の両性花だが、
これを包む仏炎苞(ぶつえんほう)が
純白ですがすがしい。


苞の重なる部分をシャツの衿に見立てて
カラーと呼ぶようになった(角川俳句大歳時記)



雨曇りの日、時おり木立に日は差し込むものの
小川の周辺は薄暗い。

そんな時、純白のカラーが、
ひときわ目をひく。




八重桜

2024-04-24 10:07:13 | 日記





ひとひらの花は記憶の押し花に
ひとひらのはなは きおくの おしばなに











今年は例年に較べ全国的に開花が遅れましたね。
でも南から北へゆっくりと桜前線通過!

本当に美しい桜・サクラ・さくらでした。


まだまだ、これから楽しめる地域もあることでしょう。







来年はどんな時代になっているか?は分かりませんが、
美しい桜を見上げて、、きっと心が癒されていることと、
信じて…









若緑

2024-04-22 17:22:01 | 日記






ぱらぱらと雨にょきにょきと松の芯
ぱらぱらとあめ にょきにょきと まつのしん


若緑:春植物
傍題として、緑立つ、松の芯






松は常緑樹で
他の木々に対して「色かへぬ」ところが特徴ですが、
晩春の頃になると
枝先に10センチ以上の蝋燭の様な
新芽を幾本も直立させる。




陽光の中ではもちろん
雨の中でも松の新芽の立つ姿は「緑立つ」ですね。





藤娘

2024-04-20 10:58:24 | 日記






藤の化身玉三郎が恋を舞ふ
ふじのけしん たまさぶろうが こいをまふ

藤:春植物







妖艶にも見える藤の花

歌舞伎の演目に
藤の花の精となり黒の塗傘に藤づくしの衣裳、

そして藤の花枝を
かたげて女心を踊る玉三郎の舞「藤娘」

圧倒されます。







豌豆の花

2024-04-17 20:33:03 | 日記






風に迷ふ支え木越ゆる花豌豆
かぜにまよふ ささえぎこゆる はなえんどう

豌豆の花(えんどうのはな):春植物



豌豆の花が、
咲いているのを久しぶりにみました。
花は勿論可愛いのですが、
ちゅるん・くるんとした細い蔓が、
ゆき先を探して風に揺れる様…



ちなみに
豌豆:夏
豌豆植う(えんどううう):秋