実話

　どんなことを始める時は誰もが素人なんだ。

だけど、時にはほかの人よりあまり時間がかからなくてすぐにこなして

しまう器用な人もいるよね。だけど真逆な話を・・・

 

　あるとき、友達の誘いでジュピターズの体験に・・・近所のＮ君と一緒に、Ｎ君は足も速く野球をするには中々の存在・・・

　でも、Ｎ君はその時の体験でやめっちゃった

　だけど、ママに連れられ無理やり野球に毎週通ってました。

　走ってもチーム一の鈍足、打ってもバットに振られる、もちろんキャッチボールなんてできるはずがない

だんだん、野球がつまらなくなってサッカーやりたいなんて時も

だけど、一度始めたんだから本当に辞めたいならヤメロと・・・（もちろんやめてほしくないけど）

　チームの仲間が辞めるなよって・・・そこから奮起したな～仕事を早めに切り上げ、毎日バッティングセンターに・・・

　ここからチーム一の下手くそが、不動の４番になったんだ

　面白いことに一か月ぐらいは毎日泣いて泣いて・・・でもひたすらバット振りまくり。

何故かって？力がぜんぜんなく、しかも100キロ。飛ぶはずがない、ボールにバットが弾き返され、弾き返されたそのバットが頭に当たる・・・バットの芯に当たらないと弾き返されてしまうから当然毎球真剣勝負

　一番はボールを怖がらないように、必ず打つ前にバント・・・３～５球

もちろん当たりませんですが、積み重ねなんです。のちにこのバント練習が凄いことになってるんです。

　私も一緒にやってみせる、もちろん私のほうが全然うまいでも・・・半年後には息子のほうが上手い・・・俺は絶対認めん息子に負けたくないから何気に離れたところで練習

でも、バントは勝てなかった

　当時の監督が今の監督で、４番サード

　ちょっと監督・・・　でもこの出来事が野球好きの私に火をつけた

　素振りするなら、ボールを打てひたすら打たせたし、何本もバットを購入した。最初は強制でしたよ。言わないとやらない、毎回監督が努力・努力と言ってくれたおかげで野球ノートを作ってくれたおかげで、何かやらなきゃ・ちょっとでも素振りしなきゃと毎日気になりだす。

　だんだん息子の会話が面白くなってくる。仕事から帰ると、素振りをしたらしく、今度は振ったことをバッティングセンターでためす。そんなことを繰り返し繰り返しやった。

　100％言えることは、努力は嘘をつかない。努力しろと言っても結果がすぐ出るわけじゃないからあきらめるんじゃなく、努力をする架け橋をみんなでつくることが大切。初めは強制でもいいと思います。

やれば結果が出る、辞めたら結果が出ない・・・そこからがスタート

　バントも同じ、かなり地味でも、バントができないと打てないずーっと言ってきました

　面白いのが・・・現監督、実はとんでもないことを当時教えていたんです。ヒット1本で７打点？

　バント一発・・・２打点　４番の仕事は？打点でしょう面白いように打点を稼ぐ。あるとき試合で・・・

バッターボックスから監督に「バントバントのサイン出せって」しぐさでわかるマジすげ～よ監督は・・・チームの子供がヒットを打つんじゃなく、バントを決めてきたらすげ～盛り上がり

　バントの達人が増えた増えたノーヒットで勝った試合も実はある。若獅子の決勝で。

　野球好きにはたまらない・・・今このときを、子供の歴史をみんなで作ろうよ俺が認める精鋭達よ、今一度奮起せよ優勝したら焼肉食べ放題だ～

　さ～これから練習だ～行ってきま～す