母の友人の車

「来週バス旅行があるから友達の車をあんたの家に置かせて」
自宅前から出る観光バスに乗って出かける母からの依頼があった。

いつもは二台並列に停めている車を縦列に停め朝から準備を整えた。
またなれない所への駐車は停めにくいかと思い母の友人を自宅前で待つこと10分母もやってきて二人で待ってたところに現れた原付バイク。

「お世話になりますね」
うっ！この人が母の友人か?・・・・
ずいぶんデッカくない車っつうか『原チャリ』

母はこの事態に何もなかったかのようにバスに乗り込んで行った。
僕への挨拶も超適当に。

車の大きさが解らないから広く空けておく必要があるかしら、車が入れられなったらどうしようかしら、鍵は預かってもらおうかしら、などなど心配性の母は先週からひとり焦っていた。

それに付き合った僕の様子を見ていた嫁は、原付バイクを見た瞬間大爆笑。