回胴式遊技機技術研究 J-Slot Amusement Specification

アミューズメント仕様パチスロの日々

アミューズ仕様パチスロ改造講座

2022-02-20 15:01:03 | 日記
          
各社製パチスロアミューズ仕様制御基板の実態
各社とも17から20箇所の信号系に配線をわりこませてつないでいます

(1)テスターの入手
テスタにはデジタルテスタとアナログテスタの二種類があります
(2)GNDを探す
パチスロにアミューズ仕様制御基板を配線取り付けする場合、基準となるグランド(GND)を探します。
(2-1)精算ボタンスイッチ
精算ボタンスイッチの端子とメダルセレクタの配線ハーネスの道通を調べてGNDの位置を類推します。
①精算ボタンスイッチの2つの端子のどちらか一方をGNDと仮定します。
②テスタを使ってメダルセレクタの配線ハーネスとの導通を確認します。
ここで導通するところがなければ①で仮定した端子はGNDではないことが確定しました。
反対側がGNDです。念のため②と同じ作業をすると導通する箇所があるはずです。
(2-2)電解コンデンサ
パチスロの電解コンデンサを見つけてそのマイナスがGNDにつながっています。そこから導通を追って
GNDがわかる場合もあります。電解コンデンサの側面に容量・耐圧・-(マイナス)の表示されています
テスタの電極が太くて(2-1)で配線ハーネスに入らない場合はワニグチクリップの先に針や虫ピンを取り付けて細く加工しておくと便利です。
 
(3)アミューズ仕様制御基板に取り込む電源
アミューズ仕様制御基板は電源回路を持ちません。
パチスロから電源を取り込んで、アミューズ仕様 制御基板の中で5Vの電圧を作ってマイコンを動かしています。
(2)で確定したGNDから導通を追って 電源BOXのGNDを見つけて
①アナログテスタをDC(直流)電圧測定チャンネルに合わせて黒の電極をGNDに固定します
② パチスロの電源を入れて電源BOXから出ている24Vをさがします
(4)メダルセンサ信号を調べる
①アナログテスタをDC(直流)電圧測定チャンネルに合わせて黒の電極をGNDに固定します
②パチスロの電源を入れてメダルを投入しながらセレクタ配線ハーネスの電圧の変化を測定します
③メダル通過時に電圧が変化するところがメダルセンサ信号です
  このときテスタの針が5Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブロー
            0Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブハイです。
(5)ブロッカーコイルの+(プラス)-(マイナス)を調べる
①アナログテスタをDC(直流)電圧測定チャンネルに合わせて黒の電極をGNDに固定します。
②パチスロの電源を入れて実際にプレイしながらセレクタ配線ハーネスの電圧の変化を測定します。
  このときレバー操作と連動して電圧が変化するところがブロッカーコイルの(マイナス)です。
  ブロッカーコイルはDC24Vでやりとりしています。測定は慎重に行って下さい。
(6)MAXBET信号を調べる

①アナログテスタをDC(直流)電圧測定チャンネルに合わせて黒の電極をGNDに固定します。
②パチスロの電源を入れてMAXBETを押しながら配線ハーネスの電圧の変化を測定します。
このときテスタの針が5Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブロー
          0Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブハイです。
(7)台設定信号を調べる
①アナログテスタをDC(直流)電圧測定チャンネルに合わせて黒の電極をGNDに固定します
②パチスロの電源を入れて設定鍵を操作しながら配線ハーネスの電圧の変化を測定します。
このときテスタの針が5Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブロー
          0Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブハイです。
(8)モーター駆動信号を調べる
メダルホッパーをひっくり返して見て下さい。
①モーターの端子から中継ハーネスにつながるところにアナログテスタの電極を固定します
②電源を入れてメダルを投入しCREDITに何点か表示させます
③精算ボタンを押します
④モーターが回りアナログテスタの針が動きます
このときテスタの針が24Vを表示した場合赤の電極がモーター+(プラス)黒がー(マイナス)です。
0Vからマイナスに振れる場合は赤の電極がモーター(マイナス)黒が(プラス)です。 
機種によってはモーター駆動と同時に5Vから0Vに電圧が変化するホッパー駆動出力があり、これを直接アミューズ仕様制御基板に取り込む方法もあります。
(9)払い出しセンサ信号を調べる
①アナログテスタをDC(直流)電圧測定チャンネルに合わせて黒の電極をGNDに固定します。
②電源を入れてメダルを投入しCREDITに何点か表示させます。
③ホッパーにメダルを入れて精算ボタンを押すとモーターが回ってメダルが払い出されます。
メダル払い出しに連動して電圧が変化するところが払い出しセンサ信号です。
このときテスタの針が5Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブロー
0Vからマイナス方向に振れる⇒アクティブハイです。

以上でパチスロ実機の出入力信号が解析出来ました 記録しながら測定・解析すると次の頁のような
機種別配線図が出来上がります
ジャグラー(北電子)
電源(DC24V&GND)をパチスロから横取り

パチスロのホッパーを景品払い出しに使う場合

北斗世紀末救世主伝説


揃えておきたい道具類
日圧XHハウジングから配線をはずす方法 

ご不明の点はご遠慮なくお尋ねください。
存じ上げていることは、丁寧に、ご案内させていただきます。

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回胴式遊戯機技術研究会はパチスロの入出力信号を調べて、オシロスコープで波形をみて、その通りの疑似信号を出力するマイコンプログラムを作成して、回路にのせて、パチスロのメダル不要回路を作成して、卒業の技術講習を開講しています。
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