エルヴィスの未完成曲「Poor Man's Gold」を
AIに取り組ませたというYouTube(↓)をまずは聞いてみて下さい。正直、驚きました。
まあ、驚いてばかりもいられませんし「にわかなAI」に比べれば
長年エルヴィスを聞いて「学習」しているファンとしましては
なんらかのいちゃもんをつけたり
どうせなら「捏造の仕方」を、AIに学習させてやろうかと思います
1969年1月にメンフィスのアメリカン・サウンド・スタジオで
レコーディングを始めたエルヴィスが、咽頭炎で声がかすれて
数日間、歌うのを控えた時(1969年1月15日~)に
「Poor Man's Gold」のオケが録音されました。
(オケ → 海賊盤「Finding The Way Home」Disc2「隠しトラック」)
喉が復調したエルヴィスがオケのマスター(テイク12)を使用して
1月22日にボーカルをオーバーダブし始めるも、テイク1の途中で
スタジオの外を通過する消防車のサイレン音に気付き、笑ってしまって(↓)
テイク1のみの録音で「Poor Man's Gold」の録音は中止となる。
このような経緯を知っているから、AIによる「Poor Man's Gold」を聞いても
エルヴィスの歌声とは思わないわけでして、「捏造」を完成させるのであれば
例えば次のようなストーリーを捏造しないと物足りません。
今回公開された「Poor Man's Gold」は
エルヴィスの作品としては
いまひとつ「味」が足りないテイクとなっており、
これは今までオケの録音のみと言われていた
1969年1月15日に歌われたテイク3であり
オケの完成品・テイク12とミックスしなおされたものである
・・・AIに対して、答えを知っている質問をしては、間違いを確認し、
揚げ足を取って「まだまだ人知の域には達していない」と
喜ぶような人達であれば、十分に騙せるレベルのストーリーだと思います
エルヴィスのブログでシロチンとケロチンもBeach Bird BluesてえんだからFTDだって・・ by TiBITA (タイビットA)08 11 03 14 28 31
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます