SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【ミキシングビル道】エアプレーンを作る・1

2007-09-21 04:58:29 | Mixing-build
今回取り上げるのは小型の飛行用ビークル…エアプレーン(飛行機)です。
前回「周辺アイテムこそ重要」的なことを書いた舌の根も乾かぬうちに、ビークルの中でも花形中の花形であるエアプレーンを扱うとは何事だい?とも、自分でも思うのですが、そこはそれ色々と「大人の事情」がありまして…。
さてさて、今回の素材はガンプラ、しかも旧1/144キットの「Gアーマー」を中心に、小改造でオリジナルのメカっぽくなるようなアレンジで仕上げてゆきたいと考えます。
メインのパーツは「飛行機」としての造形そのまま「飛行機」として使う事になるので本来のこの項の趣旨とは若干異なりますが、こうした効果的な「手抜き」もテクニックの一つと考えますのでお暇でしたらば暫しのご静観のほど、何卒宜しくお願い致します。

まずはイメージ固めとしてGファイターを大雑把に仮組み、改造ポイントを見極めます。

うん…もはや語りつくされてはいることですが…すげー機体だなー(笑)。二門の巨大なキャノン砲に機体下部のキャタピラ。現行の如何なる戦闘機、如何なる戦車よりも巨大な機体が事もあろうに全長18mの二足歩行兵器を格納~積載して飛んでゆく…SFとはいえ何てシュールな光景、でも俺は好き

キットを見ると機体内にガンダム(今回は記事の性質上伏字無し)を収納する関係で箱組み構造の機体の中身にはかなりの余剰スペースがあります。実際以前試した際にもミゼットの素体が着座姿勢を取れるだけの余裕が充分にあり、乗用ビークルとしての構造を無加工のままでも完全に備えているのです。比較として、Gファイターのキットには今回扱う旧キットの他にも同スケールのHGUC版が発売されておりますが、あえて旧キットを使う理由はこの収容スペースの容積にかなりの違いがあるためです。しかもHGUC版はギミックの再現のためこの余剰スペースも一部利用してしまってますので正直、乗り物の素材にはいまいち向かない…というのが個人的な感想です。つくりが単純で大雑把な分だけ現在のキットよりも改造が容易というわけです。
また値段の安さも見過ごすわけにはいきません。これだけの大型キットにもかかわらず価格は1000円、大型の模型店であれば更に値引きがしてあるはずですので、最近の食玩2~3個分の予算で乗り物が手に入ってしまうとあれば…結構魅力的なお話ではないでしょうか?
しかも旧キットですから、本来のガンプラモデラーに遠慮をする必要もないでしょうし、㈱バンダイ様にとっても在庫がはけるのだから決して損にはならないはず。悪いことは言いません、2~3個は買っとけ。

キットレビューまがいの個人的感想はさておき、作業に戻ります。
今回はキットの構造をそのまま利用するとはいえ、キットそのもので完成…というのでは能がありません(TOP画像の段階で色を塗って出来上がり!でも基本的には良いのですが…)。そこで極力手軽な改造を前提に、可能な限りオリジナルメカとしての符号を盛り込む工作をしていくことにしましょう。
最初にすべきことは、「Gファイターの記号」を落としてゆく作業です。これだけキャラの立ったデザインの機体ですから、うっかりその特徴を残すと即座にGファイターのイメージが先行し興ざめになります。少々勿体無いのですが特徴ある部品は可能な限りはずしていきましょう。

結局残ったのは赤枠の部分、ほとんど胴体だけですね(笑)。
さぁ、次回はここからジャンクパーツを駆使して「オリジナルっぽいライン」を構築してゆきます。


(今回の作業時間:30分…仮組み作業)

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