晴れ、時々ダイアリー

天野アキが、僕に残してくれたもの(第10回)

放送が156回もあるので、最初のうちはもっともっと、と
怒涛の勢いで貪るように観ていたが、残りが少なくなってくると、
まだ終わってほしくない、という思いから、
だんだんペースが遅くなっていった。

それでも、やがて涙の最終回はやってきた。
紅白の「第157回」ももう一度観たが、わずか20分足らずだ。

「あまロス症候群」という言葉があることは前から知っていたが、
僕が今ごろになって実感することになるとは。
なんだか、毎日に張り合いがなくなった。魂が抜けてしまったというか、
ため息をつく回数が急に増えた気がする。

去年、待合室のテレビから毎日のように聞こえて来ても、
何の興味も湧かなかったあのテーマ曲が、
今はちょっと思い出しただけで、ドラマのいろんなシーンが脳裏によみがえり胸が熱くなる。
能年さんの(いや、ここはアキちゃんの)希望にあふれる笑顔、友人をいさめようとする毅然とした眼差し。くじけそうな時の涙をいっぱい浮かべた黒い瞳。

恥ずかしい話だが、切なくなって、何度泣きそうになったことか。

歳をとると涙もろくなるんです。

コメント一覧

はる3
http://yaplog.jp/haru3_non/
初めまして
ツイッターも貴ツイートが心に響いた時にフォローさせていただいたと記憶しておりますが、コメントは初めてです。
LINEブログでお名前を見つけて、ブログもどうぞのところからお邪魔しました。
初回から読ませていただいております。何の接点もなかった能年さんが生活の、人生の一部になって行く過程が簡潔な文章でつぶさに描かれていて、毎回胸打たれ、ワクワクし、立て続けに数回読んでしまいました。
この回では涙が溢れました。
読者にさせてくださいm(_ _)m
読み終えた回にイイネをさせていただきました。イイネが続いてうるさいかもしれませんがご容赦ください。
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