オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

HONDA NSX復活・追4

2010-12-29 | log・レーシングカー他

ホンダ「NSX」HVで復活 2010年12月16日(木)08:00 産経新聞

  
 ホンダは15日、高級スポーツ車「NSX」の後継車の開発を再開しハイブリッド車(HV)モデルを投入する方向で検討に入ったことを明らかにした。一昨年秋のリーマン・ショック以降の景気後退の影響で開発を中止していたが、業績改善に伴い、ブランドを牽引(けんいん)するスポーツ車が不可欠と判断した。
 NSXは平成17年末で生産を終了。ホンダは現在、高級スポーツ車を生産していない。「(環境重視という)時代性を加味してつくりたい」(伊東孝紳社長)として、二酸化炭素(CO2)排出量の抑制と高い走行性能を両立するHVモデルの開発に着手することにした。
 2月に発売したスポーツタイプのHV「CR-Z」の好調な販売実績も後押ししているもようだ。HVのNSXは、3~4年後に発売する見通しで日米両市場を視野に入れている。
 同社は現在、10月に発売した主力小型車「フィット」のHVモデルやHV専用車「インサイト」など5車種を国内外で販売している。来春をめどにフィットをベースにしたワゴンタイプ、来秋にはミニバンタイプも投入して攻勢をかける構えだ。
===========================================
NSXが開発再開ということで、目出度いことです。でも色々と疑問点が。
①HSV010をベースに(又は、イメージを生かして)開発しないのでしょうか。
②それによってフロントエンジンなのか、ミッドエンジンなのか。
③開発に3~4年かかるというのはかかり過ぎ?
④更に、シャシー・ボデーは、アルミモノッコックなのか、スペースフレームなのか。
HSVがレースで作ったイメージを踏まえ、短期間で具体的な姿を現すことが重要だと思います。
      
何度か書いてきましたが、HSVのイメージを引き継いだロードカーを期待するのですが。それとも、あくまでもミッドシップでしょうか。中止になる前にかなり進んでいたと言われる次期NSXの開発内容は生かされないのでしょうか。
------------------------------- 12/16 ------
過去の記事ですが、新NSXについての記事を付け加えると。
================
ホンダ、開発中止「NSX」を復活か―― 後継機はハイブリッド技術開発  
2010年11月25日 09:50

エコ車へのシフトを検討
ホンダ社「NSX」は名車種として人気を博していたものの、十分な収益が上げられないとして2008年末に開発を中止していた。この度、22日に米国の自動車メディア『モータートレンド』が伝えた所によると、同車種の再開発が始まろうとしているらしい。
同メディアによると、NSX後継車はハイブリッドパワートレインを採用する予定。これは3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたものであり、従来検討されていたV10エンジンとは違って環境対応技術に重点を置いた格好となる。
プラットフォームは『アコード』用がベース。ハンドリング性能を高めるためにエンジンはミッドシップに搭載され、ホンダ自慢の4WDシステムは「SH-AWD」と組み合わせられる予定。ある程度のNSXアイデンティティの喪失は否めない感があるが、コスト削減が見込めるとしている。最終決定がなされていない段階であるが、承認されれば2014年初頭には市場に出回る可能性があるという。
==================
米国経由の情報が流れていたみたいですが、気づいていませんでした。アコードの動力系をミッドシップに移して4WDと組み合わせるということでしょうか。そうすると、(中止された新NSX --->HSV)とは別の流れと受け止めてしまいます。むしろS2000の後継車とも言えるかもしれません。そうするとPorsche Boxstarへの対抗馬と言えるかもしれません。そう言えば「S2000はPorsche924-944を意識していたんだよなー」と思い出します。デザイン次第でそこそこ売れるでしょう。しかし、過去のレース活動、技術開発の流れとは別の米国企画のモデルなのかな。「エンスージャストの要望によりHSVロードモデルを限定発売、無限で限定生産」などという話になれば楽しいのですが。「人間ドラマ」を受け継いで、語れることが大切な気がします。
------------------------------- 12/17 ------
 おまけとして、つい最近のカラーアワードとかいう賞を受けたCR-Zです。「ホライゾンターコイズパール」というカラー名だそうです。ブルーの真珠の色をイメージしているのかな。ブルーエンジェルスの機体色より透明感に溢れて上品ですね。この色をHSVや次期NS-Xに塗るとなかなか良いなと思った次第。レーシングカーが色一つで上品な雰囲気になる・・・ 結構良いな。

  
                                                           

                         
------------------------------- 12/18 ------
これからの進む道として、結局下の2つの道でしょうか。選択は技術の問題ではなく、自らが進んできた道の延長の先を辿るということだと思います。Identityの問題です。つまり、米国でチャンピオンを獲った後であれば、918の道。HSVでチャンピオンを獲った後であれば、599の道だと思います。現在であればHSVのロードバージョンを少数仕立てて限定販売する。更に要望が集まれば、その声に押されて普及版をリリースするということです。その手始めに、HSVのロードバージョンを短期間に仕上げて、来年のヴィラデステにエントリーする・・・・ どうでしょう?

 
     Posche 918
                           
                                Ferrari 599

 今気付いたのですが、両車のホイールが各々の過去の歴史を物語っていますね。ちゃんと過去のレースを思い出させるのです。
------------------------------- 12/19 ------
レプリカーですが、むしろワンオフの魅力に溢れた2台。面白いことに、2台ともドイツのお金持ちの注文によって製作された車。ドイツの富豪が、こういう趣味でスペシャルカーを造らせるのかと思うと、ドイツも変わったなと思います。しかし、2台共とても魅力的。いやらしさ、あざとさも感じさせない。HSVでワンオフのロードカーを造ろうとするならアイボリーホワイトが似合う車かな。そうすると、余りのっぺりと間延びしたボデーでなく、引き締まって、エッジの効いたスタイルの方が良いでしょう。こういった車を作って評判を取り、更に量産化に結び付けられれば・・・
 
      アルファTZ3コルサ

 
     NEWストラトス

 日本でこんな車を特注される方といえば、林良至氏か松田芳穂氏。どちらかがHSVのワンオフの製作を依頼して・・・ というストーリーを期待したのですが・・・ 松田氏はコレクションを処分していたのですね。最近、箱根に行く機会も無かったので知りませんでした。不動産不況で、無駄な経費を要するものは、スッパリ処分したのですね。もっともブガッティヴェイロンを所有しているみたいですから破産した訳ではない。しっかりと財産管理しているみたいですね。

一方で古いニュースですが。
=======================================

【噂】ホンダHSV-010のロードカーが来年完成か? 2012年には市販化へ?!
by Autoblog JP Staff (RSS feed) on Apr 1st 2010 at 3:32AM

驚くべき話がドイツのウェブサイト『Autobild』に掲載されていた。ホンダがNSXの後継車となるHSV-010の市販に向けて、来年にもその製造を開始するというのだ。
このニュースの何が驚くべきものなのか? 理由は2つある。一つは、レースカーのHSVをレーストラックから公道にデビューさせること。これを実現させるには、かなりの苦労が必要になる。もう一つは、我々が最後に
ホンダの技術チームと話したときに、NSXの後継車の開発がうまくいっておらず、悲惨な状況だと感じていたからだ。
にもかかわらず、記事によると、HSV-010は車幅を少し狭くし、大きなリアウイングを取り払って、レースカーからロードカーへと変貌をとげるというのだ。
V8エンジンはそのままフロントに搭載され、Super GT用の3.4リッターV8エンジンの代わりに、出力500ps以上の5.0リッターエンジンが付けられるという。
つまりこれで
レクサスLFAに日本製のライバルができるということか? ホンダから公式発表があるまでは、こんな噂話を楽しむのもアリだろう。それにしても、NSXが復活するかもしれないなんて話には、本当にワクワクさせられる。
=======================================
ロードカーに煮詰めるとなると、初代NSXであれだけの実用性を持った車を実現した技術陣でも難しいものなんですね。それだったら尚更、限定された使用領域でのスペシャルカーを作り、話題性を盛り上げた上で次のステップに移るというやり方も考えられると思いますが。
------------------------------- 12/22 ------
 HSV010のロードモデル化のサンプルとして


 
   Ferrari575GTZ

 出たーという感じです。おなじみですが。日本の林良至氏の発注により、ザガードの原田則彦氏がデザインしたnon-PininFarinaのFerrari。2台が製作された。現在、フォゼリエを発注出来るのは、林氏しかいないのでは。ここは是非とも林氏にロードゴーイングHSV010を発注して戴きたい。そして、ヴィラデステ、グッドウッド、パリサロン等で評判をさらって欲しいと思います。
------------------------------- 12/27 ------
   林コレクション ! (1983年)
  
   Alfetta158の後ろに1973年Ferrari312B3プロトタイプ(312B3 Spazzaneve)!
 Ferrari312B3の後ろはHONDA・RA301?

林コレクションもシュルンプコレクション(現在の正式名は何だったかな。国家管理になっていたと思うけど)、カニンガムコレクションに負けませんね。
しかし、アルファロメオジュリア1600TZ2ピニンファリナ、メルセデスtype125GP、Alfetta158/159、ティーポBはともかく、1973年Ferrari312B3プロト(312B3Spazzaneve)には驚きました。フェラーリは、こんなものまで売ってしまうのでしょうか。20年以上前、松田Porsche博物館で、917用の試作フラット16気筒エンジンのクランクシャフトがゴロッところがって(展示して)いたのに驚いた事があります。向こうのスペシャリストメーカーは、懇意の客にはこんな計らいをするのですね。'60年代のポルシェは、ワークスチームはマシンを1レースしか使わず、すぐに顧客に払い下げていました。Ferrariは、1972年のスポーツカーレースを312PBで圧勝しました。ところが、シーズン末にマシンを有力ユーザーに払い下げてしまい、翌1973年シーズンにマシンが足らなくなってしまいMATRAに敗れてしまいました。いかにもイタリア的な話です。'60年代~'70年代前半までのスペシャリストメーカーと(貴族的な)顧客との間に成立していた関係とビジネスモデルが想像されます。Ferrariは、今でもシーズン末にその年のF1を同様に払い下げるみたいですが。売上額はどの位になるのかな?
 そしてもう一つ、312B3の後ろはRA301なのでしょうか。もしそうならば、借りているのか、買ったのか。
------------------------------- 12/28 ------
RA301は、林氏がジョン・サーティーズから買ったものみたいですね。今でも持ってるのかな。HONDAに帰っているのかな。(2011/1/11)
        林コレクション(1983年) ----->  ココ
 




最新の画像もっと見る

コメントを投稿