北海道林道保存会 Forest Road Preservation Society of Hokkaido

北海道マイナー林道情報

「開放されている林道が実走可能か調査をしている非営利個人」(笑)です!

「磯谷温泉(跡) 2024vol.1」

2024-02-22 04:23:25 | 磯谷温泉(跡)
(こんにちは)
(みんなでがんばりましょう)
(良い暮らし)

参上
参上「疫病完全退散」

(跡) 2024vol.1


場   所:函館市
訪 問 日:2024/02/11(日)-12(月)


昨年7月以来222日振りの訪問になります!

前回(先月)は雨後のツルツル路面で林道が登られず断念しましたが今回はどうでしょう?




昨年は7月以降湯船が・・・




でも初冬に救世主が現れて入湯可能に!




昨年7月以来222日振りの訪問を目指して出発
札幌は凄い吹雪!




前回はツルツル路面でギブアップしましたが今回はタイヤチェーン持参ですから
何が何でも到達を目指します!




なんてったって今回を逃したらもう「らしきもの」が目覚めてしまいテン泊なんて出来ませんからねぇ!




仁木町付近は良い天気









岩内海岸は吹雪




時々ホワイトアウト!




雷電海岸




雪が積もったせいで寒々しいです




寿都海岸も寒々しい









長万部町知来付近はさすがに積雪が多い、路面は凍結防止剤散布でベチャベチャ!
これが車体の錆の進行を促進します!




国縫付近の法面の雪は一度崩れたようです














八雲町本茅部付近からの御山が綺麗




森町市街地からの御山も綺麗




砂原町西1丁目で「Statue of Liberty」に御挨拶




函館市岩戸町付近は積雪路








函館市双見町から北電道路に入ります
さぁ今回の路面はどうでしょう?




除雪が入ったばかりのようです!




最初の急坂を登って来ましたが除雪直後でツルツルなので広場でワンタッチチェーンを装着します




今回はワンタッチチェーンを3セット、6本持参していますがまずはフロントに2本装着します




イザ!









それにしてもずいぶんと完璧に除雪されていますねぇ?
理由は翌日判明したのですが、翌日から「磯谷川第一発電所」の工事で
生コン車とコンクリート圧送車が登って来る為で完璧に除雪が行われたようです
翌朝は各急坂には砂も散布されていました!




磯谷神社裏からは磯谷市街地が見えます




松林を抜け




杉林を抜け




杉林に新しい爪の砥ぎ跡は有りません




「磯谷の主様」に御挨拶




「磯谷の主様」は樹齢推定200年越えの桜の巨木なんです




入林BOXは雪の中でした




最後の急な下り坂です




チェーン装着して正解でした




「磯谷温泉跡」前に到着




冬場は誰も来ていないようです




湯流れは異常なし




本来は途中に3ヶ所の湯溜りが在るのですが湯の華と汚泥で埋まっています
春になったら途中の湯溜りを掘り下げなければならないようです




新雪が15㎝程積もっていてその下には古い雪が30㎝程積もっています
歩いて下見します、大丈夫でしょう!




大丈夫じゃありませんでした(笑)




今回はワンタッチチェーンを3セット6本持参していますから全て装着します




本当は車を横向きにしてタープとテントを設営したいのですがこれ以上車が言う事を聞きません!
翌朝撤収時にこの車の前の雪を林道まで2時間掛けて除雪する事に!!
まぁスタック覚悟で来たのでこれもイベントです!




これ以上下がると春まで出られません(笑)




翌日の帰りの事は明日考えることにして雪見風呂を楽しむとしましょう!




初冬に愛好者が水中ポンプで汚泥を排出して清掃して下さったので湯船は綺麗です














では給湯しましょう!




本日の給湯温度は47℃、湯船に貯まると44℃くらいになるので野湯にはちょうど良い湯温です









湯を貯めながらキャンプの準備をしましょう!




磯谷川の流れ、真冬は付近の川床から湧いている温泉水だらけ!




磯谷川に流れ落ちるこぼれ湯




ふと足元を視ると「フキノトウ」が!




磯谷川の大岩の上には現在の積雪です




さて準備開始




今回は車の後部にタープを設営




ここにテントを入れます!




中を整地してとりあえず一休み




まだテントを建てて無いけど湯浴みしちゃおうかしら!




良い塩梅




あ~良い湯でした!




一度湯に浸かると何もしたくないのですが頑張ってテントを設営します




テントも設営したのでもう一度入浴しましょう!









あ~最高!
今度は夕食作るの面倒(笑)




作るといっても「キムチ鍋」だから具材ぶち込んで煮込めば完成




お腹一杯になったので入浴へ!
右側にある迷彩手袋は10年物の「戦闘手袋一般用(改)」です!
昔友人から新品を頂いた物なのですが難燃素材と皮製で焚火時にも重宝します
驚いたのは現在はオークションでは10000円以上の値がついています!




風呂上りは暖かいテント内でラジオを聴きながらのんびり!




このテントシーム加工なしの安物で雨天時にタープ無しでは使用出来ませんが側面に換気の窓や
天井にランタンフックも付いていて意外と優秀




朝の冷え込みは氷点下5℃程で-25℃対応のダウンシュラフと-10℃対応のシュラフ重ね着で熟睡
因みに下は15mm厚の銀マットと25mm厚のインフレータブルマットです




朝風呂へ!




朝風呂後は6時半から脱出準備、最初は除雪しないでアタックするもやはりスタック
次は一発で脱出出来るように2時間掛けて念入りに除雪
この日は朝から発電所の工事で生コン車が出入りするので後ろに付いて出て下さい
と言われていたので現場から帰投する生コン車に着いて行きます。




帰りも御山が綺麗



















2024日ハム開幕投手の伊藤大海選手の出身地鹿部町役場、立派です
因みに伊藤大海選手は「道民栄誉賞」&鹿部町初の「町民栄誉賞」を授与されています









う~、もう来たい!



※付近の源泉湧出地点の硫化水素濃度は78ppmと危険濃度ですので
近づかないようにしましょう!


<中本家所蔵>

昭和10年(1935)頃の磯谷温泉の絵葉書
左に御堂、右手に橋、現在の位置とほぼ一緒!




昔の磯谷川第一発電所



さて「磯谷温泉」の歴史に少し触れてみましょう!
と云ってもネットからの情報ですけど!


磯谷温泉の歴史
弘化二年(1845年)、松浦武四郎がこの海岸を巡回の砌り、すでに無人なざら湯壺と
粗末な小屋があると聞いて山中にこの湯を訪れて宿とした。
これをききつけて来た村の漁師たちと一夜を談じ明かしたという(「蝦夷日誌」巻五)。
そう、かの「松浦武四郎」様も179年前、27歳の時に入湯されていたのです。

<言い伝えの温泉の効能>
・疝気 せんき:(腰や下腹の内臓が痛む病気)
・疹 しん:(皮膚にあわ粒ほどの吹き出物の出来る病気)
・疥癬 かいせん:(ダニの一種である「ヒゼンダニ」がヒトの皮膚に寄生しておこる
          皮膚の病気)
・切疵 きりきず:(刃物などで切った傷)
・眠気 ナルコレプシー:(日中、突然、強烈に眠くなるという病気)
・積聚 せきしゅう:(精神疾患(狐憑、疳の虫など)や腹部の積聚
          (胃がんや子宮筋腫を含む))
・瘤飲 りゅういん:(こぶ)

アルカリ性硫黄泉なので他腫れ物など一切によろしいと伝えられています
明治の頃に泉質分析が行われ昔からの言い伝え通り神経諸症・皮膚病・梅毒に
特効がある事が証明されたのでした


◆(↓)私が所属している「JCJ」を知っていただく資料のリンク

 〇JCJ支部一覧

 〇JCJって何モノ?




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