不思議な袋の夕べ

よじくれた男、アンダーソンの駄言

チラシ

2010年09月26日 12時04分07秒 | Weblog


来月、山田ばさらイベントに参戦するため沖縄へ行く。

チラシも出来ているようなので、勝手ながら転載させて頂く。

チラシがあるようなイベントには久しく縁がなかったので、自ずと気合いが入る。
しかも、沖縄である。

チラシの有無なんぞ関係無かろうという人もいるだろうが、たかがチラシ、されどチラシ、印刷物に名前が載るという事は、演者として半端なものは観せられないという事でもある。



イベントの名前に違わぬ、実りある訪沖としたいものだ。



10月のライブ予定

2010年09月25日 16時27分10秒 | ライブ予定

赤城山では、炬燵が欲しいくらいに朝晩が冷え込むようになった。
今日は久しぶりに天気が良いが、さすがに蝉時雨は聞こえない。


先日、虫の音が榛名湖畔のフリーマーケット出店し、自分も手伝いについて行った。

何というのだろうか、非常に健全かつシャレオツなフリーマーケットであり、タバコはおろか、ビールを飲んでいる者さえ居ない。
同じく出店したれ檸も檬んちゃんの手伝いで来ていたアライコウジは余りの居心地の悪さのせいか、近くの温泉へ逃げて行った(笑)。
自分はビールが無ければ、その場で七時間近く過ごすのはかなりの試練となったことだろう。

自分が心安らぐのはソース臭が漂い、ヌル燗のワンカップが飲みたくなる世田谷上町のボロ市の様な場所なのだと痛感した。


さて、来月のライブ予定です。

10月9日(土)
那覇市首里 アルテ崎山
『みのりV0L.16 アルテ崎山』
18:30開場 19:00開演
前売1300円 当日1500円(ドリンク別)
出演
山田ばさら
ぐーにー
アンダーソン
當山貴史
ミヤタク

10月24日(日)
前橋coolfool
20:00~
400円+オーダー
出演
河合良信
堀口雅史
アンダーソン


以上ですので、前橋近辺の方、沖縄にお住まいの方、皆さん宜しくどうぞ。

ライブ二連夜

2010年09月19日 09時24分01秒 | Weblog
金・土とライブが二日続いた。

金曜は東京のアピア40、土曜は地元前橋のcoolfoolだった。


同じ曲数、大して変わらない選曲でのライブであるが、店それぞれに“色”というものがあり、ライブに臨む姿勢も同じというわけにはいかない。


アピアでは持ち時間がキッチリと決まっている等の制約があるが、お客は皆、演者の表現を観・聴くことを目的としている。

方やcoolfoolでは持ち時間にはうるさくないものの、気を抜いてやっているとダレたステージになってしまう。
しかもお客は必ずしも演奏を聴きに来た客とは限らない。

しかし、演る側としては、お金を払って来ているお客さんの前で歌うことには何ら変わりはない。
いかに自分の歌を聴かせるかということに務めなければならないのは同じであり、客層は違うにせよ、どちらもお客さんとの戦いなのだ。



同じライブでも、演奏する環境によっての面白さ・難しさの両極端を感じた二日間であった。



(写真提供:ユッキー)

脳梗塞発症三周年

2010年09月14日 09時04分52秒 | Weblog

9月も半ばになった。
昼間はまだ暑いが、ようやく朝・晩は涼しくなりツクツクボウシの蝉時雨よりも鈴虫の鳴き声の方が大きくなっている。


そんな今日は忘れもしない9月14日、自分が脳梗塞を発症した日なのである。

それは2007年の9月14日早朝、今朝で丁度3年が経過したことになる。
そこで今日は脳梗塞発症三周年を記念(?)して、脳梗塞体験について述べようと思う。


皆さんもご存知の事と思うが、脳梗塞は脳卒中の一つであり、日本人の死亡原因(病気)のベスト3に入っている恐ろしい病気である。
死には至らなかった場合でも、重い後遺症が残るケースも多い。
幸いなことに、自分の場合は早期発見・早期治療のおかげで大した後遺症も残らず、何ら不自由無く日常生活を送っている。

とはいえ、脳梗塞は再発の危険が高く、発症後5年以内に3割近くの人が再発するといわれており、3年経った今でも油断はできない。

そして、生活に不自由が無いとはいえ、何かと制限が多い
予防薬の投薬が毎日欠かせないのは勿論、タバコは吸えない、血圧が急変するような激しい運動は控えなければならない、高脂血症に繋がる脂っこい食事はダメ、塩分摂取も控えめ、意識して水分を補給しなければならないなど、挙げればキリが無い。
しかし、これらの事項は通常の健康管理とも共通しているので、再発予防に限らず実践しているに越したことはないのだが。


さて、脳梗塞発症当日を思い出してみよう。


今年ほどではないが、その年は9月に入っても暑い日が続いてた。

発症したのは9月14日の早朝、朝食の後片付けをしていた時である。
流しで洗い物をしていたら、スポンジを持った右腕が突然痺れ出した。
ほんの数秒で収まったが、今までに経験したことの無い異様な痺れで、強いて例えれば軽く感電したような感じと云えばよいだろうか。
しかし大した疑問も抱かず、いつもと同様に車を運転して職場に向かった。
その右腕の痺れこそが、脳梗塞の予兆だったのだ。


体の異変は右腕の痺れだけに止まらず、それは職場に着いてから気付くことになる。


まず、「おはようございます」の一言が満足にしゃべれなかった。
「おひゃひょごひゃひあひゅ・・・」といった具合に、ろれつが回らない。
おかしいと思ったが、その時は単なる舌のもつれだと思った。

この日は朝一で取材が入っており、取材地まですぐに出かけなければならなかった。

出かける前にメールを一つ入れる必要があったのだが、パソコンのキーボードがいつも通りに叩けない。
いつものブラインドタッチが、何をどうやっても出来ない。
仕方が無いので人差し指一本で文字を入力し、たった100にも満たない文字数を打ち込むのに10分も要した。
こんな事は今までに一度も無く、この時点で体が異常を来たしていると判断すべきだったのだが、時間が迫っていることもあり深くは考えず、車に乗って取材地へ向かった。

当時自分は37歳、おかしいとは感じつつも「まさかこの歳で脳梗塞でもなかろうに」と思った。
脳卒中になるのは中高年以上という先入観があり、この年の数年前に脳梗塞で倒れた長島茂雄氏も発症は68歳くらいだったと思う。

しかし、数年前にミスチルの桜井和寿(自分と同学年)が脳梗塞になっていたのを思い出し、「まさかこの歳で~」という希望的観測が揺らぎ出した。

随分前、脳梗塞を患った栗本慎一郎氏がラジオで「発症する前、最近の事は思い出せないのに忘れていた遠い昔の記憶ばかりが蘇える」と言っていたのも思い出し、試しに自分の曲を歌ってみることにした。
すると、舌が回らず歌えないどころか、歌詞が一行も思い出せなかった。
どの曲も同様で、嫌になるくらい歌っている自分で作った歌詞が全く出て来ない。
タイトルすら思い出せない曲もあった。
所謂『失語症』というヤツである。

例を挙げると、机に置かれたリンゴがあるとする。
それを頭では「リンゴ」と判っているのだが、「リンゴ」という単語が出て来ないのだ。

「これはイカン」と思い、すぐに職場へ引き返した。
そして職場の同僚に運転してもらい病院へ直行、脳梗塞と診断され即入院となったのだ。


この日は前夜から実家に居り、母親が入院中のため自分一人であった。
そのため、誰とも会話することも無く、一言も言葉を発しなかった。
誰か家に居れば、出社前に異常に気付いていたかも知れない。


検査の結果、血管の梗塞は一箇所のみ(左脳の言語野近く)で症状も比較的軽かった。
後遺症が残り、今後ギターを弾いたり歌ったりするのは無理かとも思ったが、早期発見・早期治療のおかげで二日後には梗塞箇所の腫れも引いて幾分まともに喋れるようになり、大したリハビリの必要も無く、2週間後に退院することが出来た。



脳梗塞のリスクファクター(危険因子)として、高血圧、高脂血症状、糖尿病などがあるが、自分はどれにも当てはまらない。
喫煙も危険因子の一つだが、それほどは吸っていなかった。

自分の場合、水分補給の不足により血液がドロドロになり、脳の血管が詰まるに至ったのではないかと担当医は言っていた。
確かに、前の晩寝酒に発泡酒を2~3缶飲み、水分は殆ど摂らないまま寝ていた。

脳梗塞の発症は、夏と冬に多いといわれている。
夏は発汗により血液が濃くなりがち、冬は血圧の急激な変化が起こりやすい等の理由によるそうだ。

脳梗塞の予兆として、自分に現れたような四肢の痺れ・ろれつが回らない・失語の他にはめまい、片方の目が見えなくなる、よだれが止まらない、まっすぐ歩けない・立っていられない等の症状が現れるという。
症状が一時的ですぐ治ってしまっても、それは一過性の脳梗塞が疑われるとのことだ。


同じ病室の向かいのベッドに、自分と同じく脳梗塞で入院している気さくなおじさんが居た。
そのおじさんは予兆が出てから受診するまで一週間近くおいてしまったため、入院が一ヶ月に及んでいた。
このおじさんのように、「単なる疲れのせいだろう、2~3日寝ていれば治る」と考え、治療が遅れるケースが多いそうだ。
発症時に重篤な症状でなくても、発見・治療が遅れると症状は悪化するのである。

くどいようだが、こうして現在、以前と同様(若干滑舌が悪くなったが)自分が歌っていられるのは早期発見・早期治療のおかげなのだ。
発症の四ヵ月前に肺炎で死んだ親父があの世から「早く病院へ行け」と、尻を叩いたのかもしれない。



今年4月に脳卒中(くも膜下出血)で倒れ、不幸にも他界してしまった巨人の木村拓也コーチは自分の発症時と同じく37歳だった。
若いからといって、安心とはいえないのだ。


皆さんも、少しでもそれらの症状が現れたら脳卒中を疑い、一刻も早く病院で受診して頂きたい。

バカ野郎たちとの宴の後

2010年09月13日 10時02分08秒 | Weblog

11日の土曜は虫の音で『誇り高きバカ野郎たちの夜』ライブを開催した。


栃木の河内伴理、地元群馬の片山翔、東京からはこの日紅一点のハルミ、虫の音初登場で二年振り(一週間前振りともいう)の再会、長野の大平俊郎といった“音楽バカ”が揃い、スリリングかつ楽しいライブだった。

新しい展開の発見、成長、迸る情熱、くすくす笑いと貫禄(?)など、様々な要素の詰まった内容の濃いライブであり、我ながらナイスなブッキングと自画自賛したくなる。
バイオリンのツッチーさんをゲストに迎えたトップの河内伴理からトリの大平俊郎までの約二時間半、音響をやりながらではあるが、贅沢な時間を過ごさせてもらった。
お客さんも皆満足して帰ったことだろう。

サトチエも絶妙なタイトルを付けたものだ。


そして翌日はcoolfoolへライブ観戦に出かけた。

この日の出演は虫の音から二連続のハルミ、地元組は大御所・岩渕“ヨロコンデ”健二、みのる、りさの四組で、男女半々、方向性バラバラの面白いライブだった。

特に絶好調だったのが岩渕“ぶっち”健二だった。
ここのところ控え目だった毒も盛り沢山、歌も語りも冴えまくっていた。
やはりぶっちさんはこうでなくてはいけない。
久々に痛快な岩渕健二を楽しませてもらった。


続いて、この日のトリで登場したのがハルミ。
観る度に変化する彼女のステージには毎回考えさせられる。

大盛り上がりのぶっち氏の後では難しかっただろうと思うが、この日彼女は確実に何かを掴んだであろうと思う。
次はどんな変化を遂げているのか、興味は尽きない。



宴の後の淋しさと寝不足による倦怠感、胃のもたれ等も感じつつ、今日も非日常から日常へと戻っていく。

“音楽バカ”である限り、この繰り返しは続いていくのだ。

明日は名実共に熱かろう

2010年09月10日 16時03分59秒 | お知らせ

今日も昼休みは散歩に出かけた。

まだ気温は高いが、湿度が低いので空気に秋を感じる。

いつも同じ時間・同じ場所からシャッターを切っているのだが、日が低くなったせいで前回のブログ写真と比べると幾分逆光気味である(補正しているのでわかりずらいかもしれないが)。
相変わらず暑いが、季節は確実に進んでいるようである。


さて、まだ猛暑の予報が出ているようだが、明日の晩そんな残暑に引けをとらない熱いライブを虫の音で開催する。
とはいえ、虫の音近辺は夕方には“秋”になるので、安心してお出かけの程を。


9月11日(土)
喫茶虫の音
18:30開場 19:00開演
1000円+オーダー
出演
大平俊郎(長野)
ハルミ(東京)
河内伴理(栃木)
片山翔

喫茶虫の音
群馬県前橋市富士見町赤城山1140-37
027-288-6934


明日は特別ゲストが参加予定。
毎回くどいようだが、観ないと損すること必至だ。

そんな訳で、宜しくどうぞ。

9月になったのに

2010年09月01日 15時32分59秒 | Weblog


今日から九月である。

七月の梅雨明けと同時にやって来た酷暑であるが、若干その勢いに陰りが見えるものの九月になっても相変わらずの暑さだ。

今日は仕事で群馬の秘境・上野村へ行ったが、期待とは裏腹に大して涼しくはなかった。
聞くところによると、避暑地であるはずの軽井沢も今年は暑いらしい。

先日梨を直売所まで買いに出掛けだが、今年は猛暑で雨が少なく、出来が遅れている上に小粒だという。
そのせいか、シャッターを閉めている直売所が多かった。
サンマも相変わらず不漁が続いているようで、その他諸々の秋の味覚への影響が心配だ。

こんな有様では、RCサクセションの『9月になったのに』を思い起こさずには居られない。
当時はここまで暑くなかったと思うが、清志郎の魂の叫びはあの世へ行った今なお変わらず暑苦しい。


その歌詞通りの九月の暑さ、一体何時まで続くのだろうか。