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コットンウェイの道端から

真岡鐵道を中心に、広く交通に関するトピックスをお届けしたいと思います

[3セク鉄道]AIZU REPORT①~4社線を直通する新マウントエクスプレス~

2010-07-07 23:58:02 | ガンバレ!3セク鉄道
先月末に、会津鉄道の新AIZUマウントエクスプレスに体験乗車しつつ、緑深い会津路を旅してきました。その時の様子を2回に分けてレポートしたいと思います。


旅の始まりは日光市北部の上三依塩原温泉口駅。野岩鉄道会津鬼怒川線の駅で、塩原温泉は駅から車で15分です(路線バスも出ています)。



改札を抜け、階段を上ると島式のホームに出ます。まもなく、会津鉄道直通AIZUマウントエクスプレスがやってきました。ピカピカ新車のAT-751・752です。目が覚めるような鮮やかな赤を基調とした外観です。この日は土曜日だったので、JR喜多方駅まで直通するようです。東武線→野岩鉄道→会津鉄道→JR只見線→JR磐越西線と4社5路線を駆け抜けるすごい快速列車です。


列車に乗り込むと(他に同駅からの乗車は3人)、1両目は団体さんのようで下郷地区の方?が民話のようなものを披露していました。その乗客の間をすり抜け2両目へ。2両目も座席はほぼ埋まっており、さすが会津鉄道の看板列車だなと思いました。列車には運転士の他に乗車券の販売などを行う車掌、そして2名の女性アテンダントが乗務していました。アテンダントは車内販売(飲み物やオリジナルグッズなどを売っている)や案内など乗客へのサービスをするのが主な業務のようです。


さて、新マウントエクスプレスの車内はというと↓↓↓





ベージュというか薄茶色を基調とした落ち着いた内装。シートは全席回転リクライニングシート。照明も暖色系の間接照明(写真では分かりにくいですが)でなかなか良い雰囲気です。2両ともバリアフリー対応トイレが設置されていました。3セク鉄道では主流の18m級軽快気動車でありながら、内装ひとつでこんなにも高級感が出るんですね。エンジン音も比較的静かで、乗車した感じでは非常に快適でした。


結構にぎわっていた車内も会津下郷を過ぎるころには落ち着いてきて、席に座り外を眺めつつウトウト…しながらも、緑の山並みや時々渡る阿賀川に癒されます。途中、お年寄りなど地元の人も乗ってきて、観光鉄道なんだけど基本は地域の足なんだなーとも思いました。


そうこうしているうちに芦ノ牧温泉駅に到着。今回はここで降りることにします。



木造平屋のひなびた駅舎。外に出ると国道118号に向けて1本の道が伸びています。後で調べたんですが、駅名にもなっている芦ノ牧温泉はこの国道を4kmほど南下したところだそうです。国道には温泉までの路線バスが通っています。


また、駅から国道へ出る手前に何やら人だかり。牛乳屋食堂という有名な食堂です。ちょうどお昼時でした…なので暖簾をくぐってひとやすみ。


~つづく~