すきま風のカフェ

日常と非日常の狭間
もはやただの吹き溜まり

「虫」リライト

2009-11-14 00:43:14 | 非日常
マガジン制作課題用にリライト



黒「なぁ・・・もう帰ろうよ・・・」
白「・・・・・」
黒「おい!」
白「あ、ごめん。何?」
黒「何じゃねぇよ。もう帰ろうって言ってんの」
白「いやいや、これから活発になる時間帯なんだって」
黒「これからって・・・じゃあ何で4時間も前から来たんだよ!」
白「“いいポイント”を探すためだろ」
黒「はぁ」
黒「それで、ここがその“いいポイント”?」
白「そう、あとは待ちだな」
黒「待ちって?」
白「だから、その虫がこの木にとまるのを待つんだよ」

黒「え、て言うことは何?これからずっと待つだけ?」
白「そうだよ」
黒「虫が?この木に?とまるのを?」
白「そ」
黒「そんなんで本当に捕まるのか?」
白「大丈夫。ちゃんと、誘き出すためのトラップしかけるから」
黒「なんだ。あんじゃんそういうの」

白「テッテレー」

黒「・・・?何それ。」
白「三日前にはいてたパンツ」黒「パンツ!?」
黒「そんなんで釣られるわけないだろ!」
白「それが案外グッドスメルなんだって」
黒「信じられる要素が何一つ無いんだけど」
白「まぁみてな。絶対捕まえてみせるから」
黒「ありえないね。普通蜜とか塗るんじゃないのか・・・」
白「その虫は普通じゃないの」
黒「・・・ああそうだね!」

黒「うわくっせ」


「・・・・・・・」


黒「こないぞ」
白「まぁ待てよ」
黒「その虫どころか他の虫すらこないぞ」
白「まあもう少し待てって」
黒「どれくらい待つんだよ」
白「ざっと、6時間くらいかなぁ」
黒「ろく・・・帰る!」
白「まてまてまてまて」
黒「はなせよ!たかが一匹の虫の為にそんなに待てるか!」
黒「それに全然“もう少し“じゃねえじゃねえかよ!」
白「お前の“もう少し“と俺の“もう少し“が一緒とは限らないだろ!」
黒「それにしたって長すぎるだろう!」
白「まあ良く聞け。それにな、その虫一匹60万前後で売れるんだぜ?」
黒「そんなするの!?でっかいオオクワガタとかでさえ10万前後じゃないのか?」
白「俺も聞いたときビックリしたよ。だからさ、待とうよ」
黒「でもなぁ・・・」
白「よ~く考えてみ。6時間待つだけで60万だぜ?自給6万だぜ?」
黒「・・・そりゃそうだけどさぁ」
白「ようし決まりな」


白「・・・それにしてもさぁ」
黒「うん?」
白「山。汚れたと思わない?」
黒「あー確かに」
白「この山までの道もさ、子供のころと違って舗装されてるし」
白「あとここに来るまでにも、粗大ゴミとか沢山あったしな」
白「なんでこんなことするかねぇ」
白「せっかくの自然が残った山なのに」

黒「その意見には概ね同意だけど、一個いいたいことがある」
白「何?」
黒「俺たちが小さいころにはすでに舗装されてたろ」
白「なーそうだったなー」
黒「勝手に話を捏造するな」
白「なー」

白「・・・これだけ汚れた山にはそんな虫はいねえか」
黒「いまさらかよ!」
黒「何なんだよ今までの時間はよーすげー無駄じゃん!」
白「ごめん、ちゃんと今度埋め合わせするから!」
黒「それはいいけど、またさらにいいたいことがある」
白「何?」
黒「虫いない理由」
白「山の自然が減ったからじゃないのか?」



黒「今、冬だよ」
白「あ」

怒り

2009-09-12 18:13:39 | 非日常
黒「もー腹立つなぁ」
白「なんや」
黒「アホばっかりで腹立つわー!」
白「どうしたんやw」
黒「今日だけでかなり腹立つことの連発でしたよ」
白「なにがあったんや」

黒「あのー、白さんは映画館とかいったことありますか」
白「そりゃあるよ」
黒「あーそうですか。実は今日映画館いってきたんですよ」
白「はいはい」
黒「10年以上の付き合いになる友人と」
白「何を見に行ったんや?」
黒「いや、映画ですよ」
白「んなもんわかっとるねんw何の映画をみたんかってきいとんじゃボケ!」

黒「そこで怒ってる意味がーちょっと僕にはわかr」
白「うるさいわw...で?」
黒「まああのーダウンタウンの松本さん知ってますか?」
白「そりゃもちろん知ってますよ」
黒「その松本さん監督の『しんぼる』って映画なんですけどね」
白「あー、それって今日公開のやつちゃうん?」
黒「そうなんです、初日ですよ」
白「人も多かったやろ」
黒「朝一のやつだったんですけど多かったですね~」
白「やろうな」

黒「そこで本題なんですけど」
白「はいはい」
黒「映画館ってマナー悪い奴おおいでしょ」
白「それは君が運悪いだけちゃうの?」
黒「いやいやいや、ほんとにおおいんですって!」
白「まあ、まあまあいいや。んで?」
黒「それで今日見に行った時もいやーな予感がしてたんですよ」
黒「そしたら見事に右隣の席のやつが最ッ悪だったんですよ!!」
白「どう最悪なんやw」
黒「映画中ずっとツレと喋ってるわ、関係のないところで笑うわ、もう全部が最悪なんですよ!」
白「あーそれはいややな」
黒「でしょー!?」
白「うん」
黒「しかも隣の二人だけじゃなく、左奥にも最悪なヤツらがおって」
白「おう」
黒「そいつら大人数なうえに、私語は多いわいちいちうっさいわでもう」
黒「上映中ずっとイラアアアアアアアアっとしっぱなしでしたよ!!」
黒「かんんんっっっっがえられへん!!」
黒「もうだから映画館嫌いなんですよ」
白「いや映画館嫌いかどうかは別にして、それは最悪やなぁ」
白「で、映画自体はどうやったん?」
黒「映画は、まあまあ普通でしたよ」
黒「そいつらのせいで面白さ二割減くらいでしたけどね」
白「それは災難やな」

黒「もうほんとにね、映画館では静かに見ましょ!」
黒「コレ約束ね!」



黒「腹立ちついでにもう一個言っていいですか」
白「どうぞ」

黒「今日何の日か知ってます?」
白「今日?」
黒「今日はポケモン金銀のリメイク作品発売日なんですよ」
白「あーそうかそうか」
黒「白さん買いましたか?」
白「予約できんかったからなぁ」
白「あれすごい人気やな」
黒「あっ予約できなかったんですか」
黒「僕は一応ネットでポチったんですけども」
白「ネットかいな」
黒「近くの店舗は予約締切ばっかりだったんで」
白「あーなるほどね」

黒「それで、今日届くはずだったんですね」
白「はいはい」
黒「その映画から帰ってきたら届いてるかなーくらいの」
白「はぁいはい」
黒「まあこれもいやな予感してたんですけども」
黒「家帰ってポスト見たら案の定ですよ」
黒「えーあれなんですか?不在・・・」
白「不在伝票ね」
黒「それ!それがはいってやがったんですよ!」
白「出かけてたんやから当然ちゃうんそんなん」
黒「いや、今日ね。ウチのカスが休みで家にいたんですよ」
白「カスてwおやじのことかいな」
黒「そうですよあのカス」
白「カスいうなw」
黒「いやもうあれはカスですよ」
黒「もうカス通り越してバラですよ」
白「・・・バラてなんやねん」
黒「なんかこう・・・カスがバラバラになったかんじの・・・」
白「あーはいはいもうええもうええ。で?」
黒「・・・w まあつまり、家にいるのに呼び鈴に出ないてどいうことなのかと!」
白「ねてはったんちゃうん?」
黒「家帰った時おきとったっちゅうねん!!」
白「しるかそんなこと!!!」

黒「...その不在伝票の時間が16時半前なんですよ」
黒「僕が帰宅したのが17時過ぎなんで、寝てたわけないんですよ!」
白「んなもんわからんやん」
黒「いや、ぜっっっったいおきとったって!!」
白「いやだからわからんやろそれは!そこにおったわけちゃうんやから!」
黒「なんで俺がお前に怒られてるのかー意味がーわからない」
白「ヌハハ」

黒「まあ一応再配達できたからいいんですけどね」
白「できたんかい!」

2008-07-30 18:59:44 | 非日常
黒「暑いなぁ」
白「そうだな」
黒「こう暑いと何もやる気が出ないな」
白「そうだな」
黒「早く涼しくならんもんかね」
白「そうだな」
黒「・・・お前、さっきからそうだなしかいってないな」
白「そうだな」

黒「・・・・・」
白「・・・・・」

黒「しかしホントに暑いな」
白「そうだな」
黒「おれら毛玉につつまれてるようなもんだしな」
白「そうだな」
黒「・・・アイスでも食いたいな」
白「爽だな」
黒「何段も何段も重なったやつがいいな」
白「層だな」

黒「しかし暑いから人間はみんな薄着だな」
白「そうだな」
黒「・・・カップルが多いな」
白「そうだな」
黒「死ねばいいのに・・・」
白「憎悪だな」

黒「ちょっとつぶしてくる」
白「いってらっしゃい」

(にゃあああああ!!)

白「・・・・・」
白「さて、アイスでも食うか」

2007-05-23 17:38:29 | 非日常
黒「なぁ・・・もう帰ろうよ・・・」
白「・・・・・」
黒「おい!」
白「あ、ごめん。何?」
黒「何じゃねぇよ。帰ろうって言ってんの!」
白「どうして?」
黒「どうしてって・・・だってもう暗くなってきたし」
白「いやいや、これからの時間帯がでやすいんだって」
黒「これからって・・・じゃあ何で8時間前から来たんだよ!」
白「いいポイントを探すためだろぉ」
黒「はぁ・・・・・んで、ここがその“いいポイント”?」
白「そう」

両「・・・・・・・・」

黒「いや、」
白「え?」
黒「え?じゃねえよ!」
黒「そのポイントを探して、見つけて、そんでどうすんのさ」
白「待つの」
黒「待つって・・・」
白「だから、その虫がこの木にとまるのを」
黒「・・・え・・・・!?」
黒「え、て言うことは何?これからずっと待つわけ!?」
白「そだよ」
黒「おい、ふざけんなよ!」
黒「お前が“すげぇ高く売れる虫を見つけた”っていうから、わざわざバイト休んでまでついてきてやったんだぞ!」
白「大丈夫。ちゃ~んと、誘い出すためのトラップしかけっから」
黒「なぁんだぁ。あんじゃんそういうのぉ」

白「テッテレー」

黒「・・・?ん?何それ。」
白「いちまn黒「一万円!?」
黒「一万円で虫が釣られるわけないだろ!!」
白「それが釣られるんだって!」
黒「信じられる要素が何一つ無い」
白「まぁみてな」

両「・・・・・・・・」

黒「こないぞ」
白「もう少し待てよ」
黒「もう少しって・・・どれくらい?」
白「ざっと6時間くらいかなぁ」
黒「ろく・・・帰る!」
白「マテマテマテマテ」
黒「はなせよ!たかが一匹の虫の為にそんなにまてるか!」
黒「それに全然“もう少し“じゃねえじゃねえかよ!」
白「お前の少しと俺の少しが一緒とは限らないだろ!」
白「それに、その虫一匹200万だぜ」
黒「そんなするの!?」
白「おう。だからさ、待とうよ」
白「よ~く考えてみ、6時間待つだけで200万だぜ?こんなウマイ話はねぇだろ?」
黒「・・・もし捕まえられなかったら、その時は・・・なんかこう・・・燃やすぞ」
白「燃やすって何をさ」
黒「・・・その辺の草、とか」
白「なんだよそれ」
黒「わかんねぇけど・・・」
白「とにかく、そんなことしなくてすむからさ!」
黒「そこまで言うならまぁ・・・」
白「ようし決まりな」

白「長期戦になるだろうしさ、ほらこのジュースでも飲めよ」
黒「お、そんなものも用意してたのか。意外に準備いいな」

・・・・・・・・・

白「なぁ」
黒「んー?」
白「実はさ、俺嘘ついてたんだ」
黒「嘘?」
白「ああ。起こらないで聞いてくれ」
白「実はさ、200万の虫がいるっていうの、嘘なんだ」
白「わかってる、何時間もつれまわしてすまないと思ってる」
白「でも、こうするしかなかったんだ」
白「そっか・・・もうしゃべれないよな」
白「でもお前が悪いんだ。お前が、彼女と付き合ってるなんていうから」

白「天国で、仲良くな」

書くよ!

2007-05-22 18:12:15 | 非日常
あらたにカテゴリーを作ってみました。

これから物語り的ななにかを書いていくつもりです。

基本的に一話完結型。

つまりコントみたいなかんじのものかな。
毎日グダグダな日記だけってのもあれだしね(笑

更新頻度としては、かなり稀になる予感。
基本的に全てが出来上がってから書くので。

とりあえず、明日に一つ投下します。