goo blog サービス終了のお知らせ 

sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

万華鏡の菩薩様

2024-03-15 14:10:00 | 自作詩
旅行先の雑貨屋さんで
万華鏡を 買いました

昼間に 覗いた時は
普通の万華鏡でした

夜 覗いたら
なんだか とても眩しいのです

真ん中に 菩薩様が
金色に輝いて 浮かんでいます

人は 与えられた命の中で
いくつかの運命から 
一つを 選び
自分の意思で 辿りながら
無二の人生を 生きている
それは 与えられている愛を
精一杯に 生きるということ

それが 万華鏡からの メッセージ

菩薩様は 消えることなく
特別な万華鏡に なりました


(2024年3月15日作詩)







*生き方
コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小屋の温泉

2024-03-03 11:42:13 | 自作詩
ひっそりと 小さな入り江
その端に 小屋が 立っていた

海は穏やかで 静かな波音
太陽の光が きらめいて

遠い街から 車で訪れた青年
小屋の戸を そっと 開けた

中には とても 小さな温泉
手を浸してくださいと 立て札が

青年は 手を浸すと
思わず 目を閉じた

すると 幼い頃の自分が 見える
若き父と母と ともに

幸せそうな笑顔
暖かに灯る 光の中で 

さっきまでの 寂しさは 消えて

小屋から 出ると
日差しが まぶしく

それは たった今の
青年の 心のように


(2024年3月2日作詩)







*小さな物語

コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しあわせのココアのお家

2024-02-21 11:46:27 | 自作詩
その村の 小さな家に
おばあさんが 住んでいました

一人暮らしですが
おばあさんは 楽しそうでした

なぜなら 毎日
誰かが 訪ねてくるからです

今日も どこかの奥さんが
呼び鈴を 押しました

部屋の中に 入ると
奥さんは テーブルに つきます

おばあさんは ほほえみながら 
キッチンへ

まもなく 甘い香りがして
熱いココアが 運ばれます

そのココアは 明日のしあわせを
約束してくれるのです

だから しあわせのココアのお家と
みんなは 言っていました

遠いとおい昔 
おばあさんは 天使だったのです


(2024年2月21日作詩)







*小さな物語
コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心のキッチン

2024-02-10 11:43:55 | 自作詩
心のキッチン
今日は たいせつなお料理を

昨日の心配
大丈夫という調味料 入れて

お鍋で ことこと
すべてが 安心できるまで

明日へのほほえみ 生まれたら
愛おしい今日の できあがり

今朝のしあわせ
永遠のドレッシングに なるように

愛情のミニトマト 添えて
私らしさの グリーンサラダ

今までの かすかな寂しさ
清らかな水で 洗い流して

窓際の ガラスのコップに
一輪の花を 飾ったら

心のキッチン 
希望あふれる 光となる


(2024年2月10日作詩)







*生き方
コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なないろの睡蓮

2024-01-29 12:27:30 | 自作詩
その池に
なないろの睡蓮が 咲いていた

ももいろ だいだい きいろ
むらさき みずいろ あか しろ

この睡蓮を 見ると
心が 素敵に変化する

最初に見た 睡蓮の色が
ももいろだと 優しさに

だいだいなら 元気に
きいろだと しあわせで

むらさきは 神秘的
みずいろは さわやかに

あかを見たら 愛あふれて
しろならば 清らかに

その人が 気づかぬうちに
そんなふうに 心が変わる

次々と咲く なないろの睡蓮
その光で 池は 輝いていた

静けさに 包まれ
銀色ただよう 霧の中で


(2024年1月28日作詩)







*心象画
コメント (25)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする