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潜降に関する初心者と上級者のイメージの違い

潜降がスムーズにできないという悩みは、すべてのダイバーが通る道です。



エントリー直後は呼吸も落ち着かないですし、ウエットスーツや器材の間に空気も残っていますから、潜降しにくくて当然です。

対策としては、潜降ロープを使うのもおすすめですし、軽めのウエイトの方は、予備ウエイトを1k入れておくのも良いでしょう。水中で重すぎたら遠慮なくガイドに返せば良いのです。

さて、多くのダイバーさんと真の上級者さん(300超)で最も違う点は、フリー潜降時の姿勢です。

多くのダイバーさんがもつ「潜降=垂直に降りる」というフィートファースト(足が下)意識は、潜降スピードが速くなりがちで、タンクの重みでバランスが崩れやすく、流れやうねりの影響も受けやすくなり、とても難しいです。

目的地であるアンカー下に、効率良く行くのは困難です。

それに対して上級者は、頭の上が水面に入った時点で、すぐに水平に近い姿勢になっています。

そのまま水平姿勢で、水深を下げて行くのが最も安全で楽です。

移動しやすく、中性浮力も取りやすく、バランスも安定し、潜降スピードもゆっくりになり、耳抜きしやすく、バディやガイドも目で追えて、生物や地形も観察でき、良いことずくめなのです。



誰しもが経験している、泳いでいる最中に水深をゆっくりいくイメージ、あれが潜降の理想です。

「潜降=目標の位置に移動する」感覚なのです。

あと、潜降は「空気を抜きながら」というイメージがあるかもしれませんが、上級者は逆に「空気を入れながら」の感覚です。潜降中も常に中性浮力を意識しているからです。

潜降中もホバリングしているかのように、ゆっくり水深を下げていくのが一番カッコイイダイバーです。

ヘッドファースト潜降は、よほどの優雅な形ではない限り「あ~焦ってるなぁ」と感じます(^^;

ガイドさんでヘッドファースト潜降する人も多いですが、潜降直後のゲストやバディを見ないあの勇気が欲しいといつも思います(笑)

スムーズな潜降と浮上、そしてマスク脱着、この3つだけができれば、私が脱初心者ダイバー証明書を発行します♪(どこにも通用しませんが)




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