日本の1世帯あたりの平均貯蓄額は1680万円(負債は平均498万円)。
一人暮らしを除く世帯から、毎月約8000世帯を選んで、貯蓄や収支の動きを
調査するとのこと。
貯蓄の対象は、金融機関への預貯金、掛け捨て以外の保険に払い込み済みの掛け金、
国債、株式、投資信託等の有価証券も含む。
内訳は、預貯金が6割、保険が2割、有価証券等が2割。
貯蓄額100万円未満の世帯が10.7%、4千万円以上の世帯が10.4%。
貯蓄額の中央値は995万円。
貯蓄額は、2005年の1728万円から年々減少している。
高齢化も、貯蓄額減少の要因のようだ。
調査対象の3割近くは無職世帯で、その多くは高齢者と見られる。
調査対象の4割が、世帯主の年齢が60歳以上。
その世帯が貯蓄全体の6割を持ち、平均は2346万円。
ただし世帯間の格差は大きく、60歳以上の32%が2500万円以上の
貯蓄を持つ一方、10%は200万円未満とのこと。
今後は、株価の動きなどもあるが、高齢化が更に進めば貯蓄を取り崩す方向に
進む可能性は高いとのこと。