明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

働く女性を待ち受けるハードル -朝ドラ「なつぞら」より–

いよいよ、子育てしながら作画監督をするなつの奮闘が始まりました。

 

ご主人の一久さんも、マコさんの主催するプロダクションに再就職が決まり

 

お互いの夢に向かって仕事に育児に奮闘を始めます。

 

保育所が見つからず困っていたところ、旧友で子育て中の茜さんが面倒を見てくれることになり

 

なんとか両立可能な体制は整いました。

 

しかし、初日から子どもを迎えに行けたのは20時・・・。

 

遅くなったことを詫びるなつを、茜さんは「いいのよ。大変だって分かっているから」と気遣います。

 

うーーーん、

 

この生活、いつまで持つんだろうか。


めっちゃ心配・・・。

 

この後どんな展開になるかはドラマの脚本次第ですが、現実の生活では以下のいずれかの

流れをたどることが多いです。

 

・母親が体調を崩して仕事を諦めざるを得なくなる

 

・母親が完全に仕事本位に徹して、子どもの面倒を見ていない罪悪感&任せきりにしている相手

 (今回の場合は茜さん)への罪悪感でいっぱいになる

 

・母親が驚異的な体力でどちらもやりきっていろんな人から賞賛されるが、それを見た別の女性陣が

 「あの人と一緒と思われたら困る。あの人はスーパーウーマンだから寝なくても大丈夫だけど

  普通の女性はそうじゃないから・・・」と影で噂する。

 

・母親がどちらも適当に(いい加減に)処理し、なんとなく育児と家庭を両立した感じには見えるが

 本人も周囲も働きぶりや育児にも満足できずフラストレーションがたまる。

 

・・・ネガティブシナリオばかり書いてごめんなさい。

 

お伝えしたかったのは、女は全てを手に入れることはできない、と言うことではなく

 

充実した仕事と育児を並行して行うことは、ものすごく大変

 

・・・ただ、それだけです。

 

私には子どもがいません。

 

35歳で管理職になり、その後数年間アジア各国に頻繁に出張に行く仕事をしていました。

 

30代後半は、ご存知の通り出産期限が迫るお年頃です。

 

私もご多聞に漏れず「このままでいいのだろうか?」と毎日のように考えてました。

 

しかしある時気づきました。

 

仕事やテニスは「やりたい」「考えるより前にやっている」

 

しかし子どもについては、

 

「持たないと後悔するのではないか?」「女性として仕事だけでいいのかな?」

 

と、世間体や打算で考えていたことに。

 

この時点で、どっちの優先順位が高いかは明らかですよね。

 

そう気づいた時から、迷いが無くなりました。

 

それでも、今でも「これで良かったのかな?」と思うことはありますし

 

友達の子育ての苦労や少子化のニュースを聞くたび、なんとなく罪悪感にかられます。

 

きっと、これからもそういう思いが消えることはないと思います。

 

人それぞれの人生の選択なので、仕方ないんですが・・・。

 

私の場合は、こんな感じで色々頭で考えて優先順位をつけてしまいましたが

 

なつのように、優先順位云々じゃなく、子どもができてから仕事で夢を実現しようと思うと

 

両立に向けて厳しい気力・体力勝負をする必要があります。

 

私は以前から女性の社会進出に興味があったので、こうした両立を実現した偉大な先輩女性たちの

 

自叙伝をたくさん読みましたが

 

皆さん例外無く、寝なくて平気なスーパーウーマンです

 

(正直、こりゃ私には無理だわーと、心から思いました・・・)

 

なつがそうしたスーパーウーマンぶりを発揮するのか、

 

はたまた実家からお母さんを呼んで頼りきりになるなど、なりふり構わず家族を巻き込むのか。

 

どんな乗り越え方をするのか、心配しつつも楽しみに見守りたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

東京は明日は雨のようですが、素敵な水曜日を。

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