こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。
3連休はとてもよいお天気でしたね。
皆さん楽しく過ごされましたでしょうか？
さて、本日は心のお悩み相談サイト「ココロノマルシェ」のご相談に回答します。
転職するかどうかお悩みのまるさんからのご相談です。
以下、ご相談内容を転記します。
（ご相談内容）
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こんにちは。
まると申します。お世話になっております。
私は最近、約4年務めた会社を辞めたいと思っています。
理由は、今年から上司が変わったことにより、体育会系な雰囲気に変わってしまい、それにもついていけず、高圧的な態度にも萎縮してしまい、悩みがすごく大きくて数ヶ月前には辛さのピークを超えてしまい、今は無気力な感じになってしまったことです。会社ではあまり笑うこともなくなりました。
だんだんその上司にも慣れてはきましたが、もう無気力だったりやる気が出ない自分も嫌で、今更慣れてきても遅い感じです。
もう辞めようと思い、少し前から転職活動はしていますが、来年移転の話も出てきており、できれば今年いっぱいで辞めたいと思っています。
ただ、YouTubeで転職の動画を見るとコロナで転職も大変だから決めてから辞めた方が良いとの情報が多く、まだ転職先も決まっていないので、本音はもう辞めたいですが、ずっと仕事が決まらなかったらどうしよう、今よりも大変な環境だったら…と色々なことを考えてしまい、決められません。
自分の本心がなかなか掴めませんが、辛い環境に居続けてしまった自分に対して、これ以上嫌だと思う環境にいたくない、仕事に疲れてしまった、もう辞めたいというのが本音だと思います。
ただ、上司も周りも根が悪い人はいないので、これくらいで辞めたいというのは私のワガママで甘えなのではないかという気持ちや、もっと大変な環境はたくさんあるかもしれないなど、辞めた後のことも思うと辞める決断ができません。
今年いっぱいで辞めるとすると、早く決めなければならないのですが、何度自問自答しても答えが出ずに悩んでいます。
こんなとき、自分のどの気持ちを大事にして決めるのが良いのでしょうか…？
アドバイスをいただけたら幸いです。
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（以下がご回答になります）
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まるさん
お世話になっております。カウンセラーのもるもです。
この度はご相談をお寄せいただき、ありがとうございます。
ご相談内容からまるさんの魅力を発見しましたので、はじめにお伝えをさせてください。
まず「お世話になっております」という挨拶文。
思わず私も真似して冒頭に書きましたが笑
このサラリーマンメールのお約束である挨拶文をこのサイトのご相談に書かれているところに、まるさんが回答するカウンセラーに対してしっかり敬意を払い、謙虚にご相談をお寄せいただいたことが伝わってきました。
その気持ちは回答するカウンセラーにとって嬉しいものですし、私はまるさんのそうした丁寧さを拝見してぜひお力になりたいと思い、今こうして回答を認めております。
まるさんはそうして接する人への気遣い、配慮が自然にできる方ですし、そんなまるさんを助けたい・力になりたいと思っている方はきっと周囲にもいらっしゃるはずです。
まず、そうしたご自身の魅力や力に気づいていただきたいと思います。
また、まるさんの気遣い、配慮の深さは「上司も周りも根が悪い人はいないので、これくらいで辞めたいというのは私のワガママで甘えなのではないかという気持ち」という文章にもよく現れています。
まるさんは冒頭に「体育会系で高圧的な上司に萎縮し、辛さがピークを迎え、無気力になり、会社で笑う事が無くなった」と書かれていました。
それにもかかわらず「上司も周りも根が悪い人ではない」と相手のよいところを見ようと努力をされています。
ご自分が苦しんでいらっしゃる時に、なおその苦しみを発生させている相手を一方的に非難したり憎んだりすることをせず、ご自身のせい（ワガママ／甘え）である可能性を内省されるまるさんはとても謙虚だし、感情と思考を切り離して客観的に物事を見ようとする知性と冷静さを持ち合わせています。
拝見していて感じたのですが、そうしたまるさんの長所である「知性」「冷静さ」を裏返したのが今の状況だとしたら、いかがでしょうか？
言い換えると、ご自分にとっての「辛い」状況を「知性」や「冷静さ」でなんとかコントロールしようと努力した結果が、今の「無気力」「転職したい」「だがコロナ禍のために辞める決断ができない」という現実になっている・・・。
そう考えたみたときに、どんな気持ちがするでしょうか？
もしまるさんに知性や冷静さが無ければ、コロナ禍であろうが何だろうが、イヤな環境からは辞めて離れてしまうでしょう。
でもまるさんはそんな一時の感情に絡め取られることなく、ご自分にとってベストな道を探そうとされています。
しかし心は「もうダメだ」「もう離れたい」と叫んでいる・・・。
そうした「知性」と「心」との葛藤こそが、今のまるさんのお悩みを生み出しているのです。
結論を先に申しますと、まるさんのお悩みについてはどちらを優先して決めても正解です。
・コロナ禍で企業倒産が相次ぐ中で、失業リスクを回避するために今の状況は辛いけど辞めずにもう少し粘ってみる。
・とにかく心身の健康を最優先し、今の会社をやめて転職する。
・・・しかし書いてみて気づいたのですが「心身の健康を最優先する」「リスクを回避する」を両方とも実現できる、以下の第三の選択肢があるのではないでしょうか？
＜第三の選択肢＞
とりあえず一旦今の会社を各種休暇を活用してしばらく休んでみて、その間に転職先を探す、あるいは本当に転職がしたいのかじっくり自分の心に聞いてみる。
・・・いかがでしょう？
そして、この選択肢がピンとこない、あるいは取りにくいとしたら、それはなぜでしょうか？
現時点でのまるさんにとって、一番優先順位が高いのは心の平安を取り戻すことです。
それは必ずしも転職しないと実現できない訳ではなく、現在の会社にい続けたまま休暇を取り、心のメンテナンスをしていくことでも可能です。
私がまるさんに転職より休暇をお勧めするのにはいくつか理由があります。
・一般的には、気持ちが前向きでない状態での転職はあまりオススメできません。
転職先にも人間関係や処遇・仕事内容に不満があるかも知れません。全てが思う通りになるとは限らず、また業務内容や人間関係に慣れるまでは心身ともに負荷がかかります。
つまり、転職してもしばらくはストレスが高い状態に身を置かれるので、気持ちが前向きで無いとかえって辛い経験となる可能性があるからです。
・まるさんもご認識されている通り、このコロナ禍で多くの企業の業績が赤字転落しています。冬から春にかけてさらに倒産する企業も増えると報道されています。現状は転職を検討される方にとって、あまりいい状況とは言えません。
すでに転職先は決まっていますでしょうか？もしまだであれば、まずは転職先を決めてから会社を辞めることをお勧めします。
会社を辞めると定収入が途絶えますので、その状況自体がまるさんの心を不安定にさせる要因になり得ます。
・転職を「今年中に決めたい」と急いでいらっしゃるご様子ですが、それはなぜでしょうか？
焦って探すと条件が良くない無い転職先に妥協で飛びついてしまい、後になって後悔する可能性があります。
なので、ご家庭の事情でどうしても・・・などの止むを得ない事情が無い場合にはあまりお勧めできません。
ちなみに、まるさんの会社には「パワハラ相談室」や「心の健康相談室」のような相談先はおありでしょうか？
優しいまるさんはそうした相談先に話をして上司や周りの気分を害することを心配されているかもしれませんが、上司や周りの皆さんにとってはまるさんに突然転職される方がかえって痛手ですので、今の状況であれば思い切ってご相談をされた方が双方にとって建設的な対処や方向性が見つかる可能性が高いです。
またもう少し敷居の低い相談先として、かつての上司、上司の上司、同期、かつての同僚など、まるさんが信頼できて会社の実情を理解している第三者の方に話をすることも可能です。
こうした方々にはすでにご相談をされましたでしょうか？
話を聞いてもらうだけでもまるさんの心が少しラクになりますし（悩みは「話す」ことで「放す」ことができます）、また異動や現在の上司へのそれと無い働きかけなど、まるさんを助けるべく具体的な行動をとってくれる可能性もあります。
今は心が辛くて人に話すのもしんどいかも知れませんが、せっかくまるさんが4年間一生懸命に勤めてきた会社ですので、何も行動を起こさずに辞める前に、できること（関係各者への相談、エスカレーション）を実施してからでも遅くはないと、私は思います。
もしお一人で心を整理されるのがお辛い時は、ぜひカウンセリングもご検討ください。
まるさんの今のお気持ちをじっくりお伺いし、まるさんにとってベストな解決策を見つけるべく、全力でアシストさせて頂きます。
まるさんが笑顔を取り戻し、転職をしてもされなくてもお仕事に楽しく全力で取り組まれる日を迎えることを、私は心からお祈りしています。
ご参考になりましたら幸いです。
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以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
明日からも素敵な１週間を。
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