明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

今を生きるだけ -嵐「ワイルド アット ハート」より-

今日は昨晩に比べてだいぶ気温が上がっていますね。

 

曇りがちなのは相変わらずですが・・・。

 

お陰で風邪を引かずに済みました。

 

さて、「新しいステージ」モードになっている自分にとって

 

心に響く歌の第二弾は嵐の「ワイルドアットハート」

 

男性アイドルって、普段はほぼ100%女性側の気持ちに寄り添った歌を歌いますが

 

この曲はその中では割とめずらしく「男ってこういうもんですよね」というタイプの歌詞です。

 

似たようなモチーフの曲に、SMAPの「俺たちに明日はある」という歌もあります。

 

・・・あ。

 

Google検索をかけていたら、この2曲の共通点に気づいたのですが

 

両方とも映画のタイトルにオマージュしていますね。

 

曲:「俺たちに明日はある」 → 映画:「俺たちに明日はない」

曲:「ワイルドアットハート」 → 映画:"wild at heart"

 

どっちの映画も観たこと無いのですが、解説文を読む限りは

 

破天荒で退廃的な生活を送る青年が主人公のアメリカ映画のようです。

 

曲の方は、この映画の主人公ほどに荒れてはいませんが

 

過去にとらわれず、決して恵まれているとは言えない現状にもめげず

 

どんなトラブルもサクッと乗り越えて

 

転がるように、自由に気ままに生きていこう。

 

そんな主人公の思いが歌われています。

 

よく読むと、両方の曲の歌詞に「転がるように生きる」という表現が使われています。

 

七転八倒している主人公ががむしゃらに生きる様子が伝わってきます。

 

こういうモチーフはウルフルズの「ガッツだぜ!」「あーだこーだそーだ!」とも共通してますね。

 

そういう男臭い感じ、嫌いじゃ無いです笑

 

以前にも書いたのですが、私は男の人は一人で生きるものだと思っています。

 

もちろん仲間とか絆とか友情も大事ですが

 

男性でも女性でも、結局自分の人生は自分が切り開くものであり

 

特に自立して生きることを宿命づけられている男性は、その傾向が強くなりがちです。

 

この「ワイルドアットハート」は、仲間を見守りつつもお互いが一人で生きていくことを宣言します。

 

もしも旅立ちを決めた時は

何も言わないで見送るから

約束なんかは必要ないから

今を生きるだけさ My Friend

 

今回、記事を書くにあたりGoogle検索をして知ったのですが

 

この曲は、嵐の活動休止会見のBGMだったんですね。

 

うーん、確かに歌詞のまんまの状況ですよね。

 

大野くんがジャニーズを離れて自由になると決めて、

 

他のメンバーは何も文句を言わずに見送り、それぞれの道をいく。

 

再結成するかどうか、そんな約束がされることもなく、

 

メンバーはそれぞれの今を生きるだけ。

 

・・・なるほど、この曲は2012年に発売された歌なんですが

 

嵐の未来を予言してたんですね。

 

・・・まぁ、実際のところはそんな運命めいたお話でもなくて

 

人はこうして出会いと別れを繰り返す、という

 

人間関係の真実を歌っている歌なのでしょう。

 

だからこそ、嵐の活動休止にもぴったりハマりますし

 

私を含めた普通の人々の普通の生活にも当てはまるポイントがあり、

 

それが聴く人の心に響くんですね。

 

そして、この曲の歌詞にはこんな一節もあります↓

 

そう暗闇の中で たとえ倒れたときは

この手差し伸べるから

 

・・・お互いは一人ひとり、別の道を歩みますが

どうしようもなくなった時、倒れそうなときは

ちゃんと手を差し伸べる。

 

そういう優しさも見せています。

 

こういう優しさも、いかにも男性らしいですね。

 

稲葉さんの歌詞("New Message"など)にもよく出てくる男性らしい優しさです。

 

しかし、この歌詞ちょっと面白いなと思ったのは、

 

普通はこの2パターンのどっちかの文章になるのですが

 

「そう暗闇の中で もしも倒れたときは この手差し伸べるから」

「そう暗闇の中で たとえ倒れたとしても この手差し伸べるから」

 

一般的に「もしも〜」と対でくっつくのは「〜しても」じゃないですし

「たとえ〜」と対でくっつくのは「〜ときは」じゃないです。

 

なので、なんで「たとえ倒れたときは」という言葉を選択したのか気になりました。

 

多分、歌っているメロディーに載せるためだとは思いますが

 

面白い表現だと感じたので、つい書いてしまいました。

 

そんな男の自立と友情を歌った「ワイルドアットハート」

 

先日紹介した「その先へ」と共に、新しいステージを進むときに隣にいてほしい名曲です。

 

私もこの曲のように、今を精一杯生きようと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

素敵な土曜日の午後を。

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