「舌と体調の関係の話」
今日から11月。カゼやインフルエンザの流行が始まる時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回は、舌と体調の関係の話です。
・「眼は心の鏡」というように、舌も心と内臓の状態をよく反映します。舌診のポイントは、舌の形、色、そして苔の状態です。
・正常舌は薄紅色で、薄く白い苔があります。また、舌の表面に適度な湿り気があります。これを基準として診ます。
・舌全体がボテッと腫れていたり、舌辺に歯の痕があるものは体内のむくみが強い(=胃腸の弱り)を表します。一方、舌全体が痩せて薄べったく、舌の中央に亀裂の入ったものは気血の不足です。
・おからが乗ったような分厚い苔は胃腸の食滞、舌の先端が真っ赤なものはストレス性の熱、そして黒い苔は死期が近いことを表します。また、舌の裏の静脈の怒張は全身的なオ血を表します。
・舌をベーと出した際に小刻みに震えるものはストレス性、左右の一方に歪むものは脳卒中なので注意!
・日常的に舌の状態を観察しておくと体調管理に便利ですよ。
今月の写真
2007年7月19日 ついにサムウェ寺に到着。ガンデン寺を出発して4日目、中央チベットの山岳地帯80kmの道程を歩いてきた。
麦畑のなかに建つ古刹。おそらく写真上部の砂利道を歩いてきたはず。
よくたどり着いたものだ…。
サムウェ寺は石垣で円形に囲われている。サムウェ寺自体が「立体マンダラ」を表すという。チベット仏教建築の最高傑作とのこと。
ヤギの散歩中。
サムウェ寺大殿。
よく見ると金閣寺に似てるような気もする。
ネパール風の目玉付き仏塔。
白塔
僧院の敷地内で牛が飼われている。バターなどを作るのだろうか?
修行中の鳩
足の怪我がひどく、まともに歩けなかったため、サムウェ寺の宿坊で二泊することになった。修行だね。
早朝の町。サムウェ寺の周りは簡素な商店や食堂がぽつぽつとある。
ラサへ向かうバス。
足の傷も癒え、ようやく懐かしきラサへ向かう。もうじきチベットの夏祭りが行われる。