今回も前回に引き続きオフィスビルのトイレ改修工事となります

前回までで、器具を外して解体工事を完了しましたので、
大工工事からスタート

天井の最終的な仕上げはクロスなので、
まず解体時に、外れたり折れたりしたところの軽量鉄骨の組みなおしから始めます!

軽量鉄骨で組んだ天井はこのようになっています。
ここで自分の勉強がてら
どのような部材で構成されているかご紹介致します。

まず天井の躯体から吊りボルトがおりてきています、
その下がハンガー→野縁受け→シングルクリップ→シングルバー(野縁)
となっています。
住宅の天井は、ランナーとスタッドで構成されていることが多いですが、
このような天井下地の場合は、
細かい部材がたくさんあるので、注文漏れ注意です

今回は組みなおしたのは、シングルバー(野縁)の部分です。
ちなみにシングルバーは303mmピッチで流していき、
ボードのジョイント部分はダブルバーという幅が広いタイプを
取付けます

勉強タイムはここまでにして…

野縁にボードを取り付けました

床は長尺シートを貼るので、下地調整から

コンクリートの突起物などの凹凸を削り、『アースシール』という下地材で、
床を平らにします

アースシール前↓

アースシール後↓

違いがおわかりいただけましたか?
表面がとても滑らかになりました



天井・床ときて、お次は壁ですが、
壁は塗装仕上げからクロス仕上げへと変わりますので、
プライマーで下地処理してからクロスを貼っていきます。
小便器の後ろ側の壁=ライニングカウンターはキッチンパネルが仕上がりになりますので、
下地にベニヤを貼っていきます


マジックでウネウネ模様が書かれていますが、
これは大工さんの落書きではなく配管が通っている位置を示しています

この後の作業で誤ってドリルなどをささないようにする為に重要な印となります

今回は画像少なめ、豆知識多めでお送りいたしました

これらの工事内容は、工事後、表面から見えることはありませんが、
この後の工事内容に影響してきますので、
見えないところもしっかりと施工します
