第18回インターネット俳句コンテストの入賞発表。
なんと金賞受賞である。
葉桜に風音があり今日があり
初夏のここちよい日の光りや風が見えてくる。葉桜の湧き立つ音
に”今日”という、永遠に戻らない時空を見出だしたのである。
万物の命が湧きあがる初夏、そして作者の前向きな生への姿勢が
さわやかに描かれている。 (林 誠司)
明るい五月の日射しと葉桜を抜ける風音に心弾ませる作者。今日
があるからこそ眼前の景を美しいと思えるのだ。季題に前向きな
心情を託した後味のよい作品である。 (木暮陶句郎)
■受賞に寄せて■
金賞/矢野文彦
第18回インターネット俳句コンテストの
金賞受賞、青天の霹靂とはこのことかと喜び
に耐えません。
驚きとともに拙句に先生方の共感をいただ
けましたことは嬉しく俳句をやっていて良か
ったと痛感しています。
俳句は生きがいとか、伴侶だとか大きく捉
える方も居られますが、私にとってはさりげ
なく日常につかず離れずのもの、になってい
ます。
介護を要する身にとり、今回の受賞は何よ
りの励ましであり、今後とも精進に努めたい
と思います。
ありがとうございました。
夕刻、賞状とメダルが配送された。