おかげさまで3月2日の崇仁「学ぶ 食べる 交流会」を無事に終えることができました。
ご参加頂きましたみなさま、関係者の皆様ありがとうございました。
今まで始まって以来の参加者数になり、準備していた資料が足りなくなる程でした。
京都はもちろんのこと、名古屋~奈良~滋賀~大阪~広域からご参加いただきました。
初参加の方~6回のリピーターまで、みんなが輪になり、「ワイワイと人権を話せる」目指す場をみんなで作れました。
この開催までの導入として、会場の下京青少年活動センターさんが、
講演会の1週間前から、当会の活動パネル展示をして頂き、
当日は、そのままスライドして展示。
また、準備~後片付けまでスタッフを配置いただくなど、
全面協力して頂き本当に本当に助かりました。
安河内下京区長も多忙な中、駆けつけてくださり、
2部の前にごあいさつを頂きました。
居られる限りのギリギリの時間までいらしてくださいました。
(結局2部の講演を全部聞いて下さいました)
(放送できるかは別にして)
関テレさんや新聞記者さんも積極的に取材くださいました。
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代表あいさつ と 崇仁自治連合の森本副会長のごあいさつ
◇プロローグ
代表の藤尾から「崇仁未来図デザインプロジェクト」の報告。
展示物や、配布した成果物の紹介をしました。
◇第1部の山本栄子さんの記念講演会
感動でした!
保育所、小学校の時は、
学校の先生が差別をすることが当たり前のようにあり、
学校に行くのが嫌だった。
就職で町工場で働きだしたが、
差別はもっと厳しかった。
文字が分からないことで苦労し、同じ悩みを持つ人たちと学習を始める。
勉強する場所もない。
狭い自宅を開放して、息子の小学校の先生にお願いして文字を教えてもらった。
文字を学んだことで、就職ができ、学校の調理員さんになる。
ずっとずっと「学びたい」と思い続けて、定年後、夜間中学校に通う。
「もっともっと学びたい」と、定時制高校へ。
自分の孫くらいの子どもたちと机を並べて勉強する。
卒業の時に卒業生代表で「答辞」を読む。
自分で立ち上げた原稿。
一文字一文字を書綴った。
この日、その答辞を読み上げてくださった。
その内容とそのお声に心震え、涙が止まらない。
実は、山本さんと何度も打ち合わせをしていましたが、
後半は、山本さんがお話の調子が出てきて時間がオーバー(笑)
答辞の朗読の後、
「宣言を言いたい」と言われた時、時間がかなりオーバーしているので止めましたが、
スクッと立たれ、「宣言」を、空で読み始められました。
山本さんの体から溢れ出る「宣言」。
山本さんの88年の人生を込められた
(強い想いを秘めた)穏やかな穏やかな声に、会場は静まりかえりました。
次の日に山本さんにお礼の電話をした時、
山本さんから、
「あの時、「宣言」を空で読むの、
言えるかどうかと思ったけど、言いたかった。
そやけど、あの場所やったら言えるんと違うかな~と思って
挑戦しようと思ったんや。
みなさんに伝えたかったんや。」 と。
会場のみんなで作りだす、何とも言えない柔らかさとその学ぶ姿勢に、
山本さん自身も
「伝えたい」
という思いを止められなかったのだと思います。
やはり、
「理解者。理解しよう、理解したい」と思える人が多い場では、
人の「やりたい。やってみよう」が引きだされていくのだと、改めて思いました。
それは、年齢に関係なく、
誰もの力を引きだし、自分も周りも輝かせる環境を作っていくのだと確信しました。
◇第2部の坂田先生の「問題の基礎の基礎講演会」は、
みなさま「とても満足」の安定した好評を頂いています。
◇第3部の交流会も、毎回ですが皆様、おはなしが弾み終わらない。
懇親会も今までで最高の集まり25名が、
会場向かいの「居酒屋かっちゃん」へくり出し、そこでも話が止まらない(笑)
取材していたメディアの方々も
「参加者同士の話がこんなに弾む、こんなに明るい人権の集まりは初めて見ました」と(笑)
講演を聞いて涙する場面もありました。
知識を得て、気づきや納得がありました。
それを、少なくとも同じテーブルに着くというご縁ができた方々と
話をしてアウトプットして、自分で使えるように願います。
これから本を読み進める、
もれからもっと人権の講演会にも行く
後は各自の立場で進めてくださいね(笑)
また、次回もお目にかかれると嬉しいです。
スタッフのみなさんもお疲れさまでした。
ありがとうございました。
これからの崇仁地域の発展にも、
「理解しよう。理解したい」との想いを出して、
いろいろな人の「やりたい。やってみたい」を引きだせるように
進めていけたらと願っています。
このプロジェクトは 賛助会費やご寄付のご支援と、
京都市下京区区民が主役のまちづくりサポート事業助成支援を受け実施しています。
京都府地域力再生プロジェクト支援事業