1月24日
ちゅーピーカレッジクレド教室講座
市内におそるおそる出向、先月と異なり、随分人の出が少なかったように感じました。
今日は、神話編の続き
因幡の白うさぎを苦しめた治療方法の意外なこと
実は、因幡の白ウサギを苦しめた八十神の教えは「まんざらでもない」
隠岐の島のウサギがワニと仲間数の競争をする話、ワニ(サメ)の上を渡り終える間際に、正直にたくらみを告げたことにより、衣服をはがされた。泣いているウサギのそばを通った兄神たちが「海塩を浴びて風に当たり、ふせよ」といわれ、その結果、ウサギはキズの痛みが増した。そこに大国主が通り「水で体を洗い、ガマの花の上にころがりなさい」と言われ、治癒した話。キズに塩をつけるのは、キズは癒えないが膿まないための知恵ともいわれている。(ひがごと?)因みにガマは強い乾燥力があり止血剤によいといわれている(蒲には治痛作用、治血作用あり)。大国主神が八神比賣を娶ると予言した白兎は鳥取の白兎神社に祀られている。兎そのものを祀るという不思議な信仰、不明。
本居宣長は『古事記伝』で八十神の悪業ついて素直に「此兎は、八十神のために、何の怨仇(あた)らぬを、かく令悩(なやませ)るは、甚も悪有神(あしかるかみ)たちなりけり、凡て由なきすさみに、物を傷ふことは、昔も今も不善人(よからぬひと)の為ることなりかし」と説いている一方、大国主命により兎が治ったことから「此薬方(くすりのわざ)の物に見えたる始なり」と説くとともに「世人病又身の傷などを治めむとせば、此の神の恩頼を仰ぐに如事(しくこと・及ぶもの)なし、【今も鳥蟲などは、身の病又傷痛などあるときは、治むる方(わざ)を自ら知て為るに、速けく験あるは、幽(おのづから)に此神の霊(みたま)ちはひ賜ふなるを、人は中々に己がさかしら心以て、理に溺たる漢の方を用るからに、病も何も治まることまれなり、漢のも上代は、理に泥(なづま)ずて、古の伝に任せてせしほどに、験いちじるかりしは、自此神の霊に頼しなり、】」ともいっている。
出雲大社の御神徳の1つは、かくのごとしですね。
そして、神話は、人の生き方を神さまが自らの体験で知らせてくれています。
お知らせ
杉森神社の御朱印について ←クリック 御朱印を受けたい方、必見!
杉森神社のイメージキャラクター 全国の神社の氏神さまのイメージキャラクター
祭典・行事予定
※祭典は、どなたでも参列できます。神社ファンの方、是非、参列経験をしてみましょう!ご希望の方は、御一報いただければ幸いです。
1月23日の竹原高校相撲部寒稽古は延期となりました。
2月 1日 午前10時 月次祭
2月 6日 午後1時半 節分祭
(コロナの状況によっては、行事の縮小となります)
2月10日 早朝、境内神社稲荷神社祭
2月11日 紀元祭
2月23日 天長祭