杉森神社の物語(令和編)東広島市河内町~癒しの風景

田舎で0から宮司をやってみたかったんです。好んで信じて楽しみながら奉仕をしています。

令和5年 夏越の大祓

2023-07-01 15:17:33 | 風習・伝承

氏子さん撮影

今年は雨の中での大祓となりましたが、厳粛にお祭りをご奉仕申し上げました

申し込みのあった形代を宮司が浄書し、神前に奉って祝詞並びに大祓詞と清祓の後にお頒ちいたします。

神前の茅は矢筈薄といわれる珍しい茅です。これで各家用のミニ茅の輪を作ります

これは置き茅の輪、コロナ流行から始まりました。この置き茅の輪は一年中、拝殿回廊に備え付け、事前に祝詞を奏上し、参拝者のご加護を祈っています。

備後地方(当社は安芸地方のはずれ)では大祓詞奏上中に太鼓を叩きます

形代申込者の名前を全員申し上げ、参列者とともに罪という罪、穢れという穢れが祓いやられることを祈ります

そののち、6月中毎日重ねてきた「お鈴の儀」をもって心中祈念をしながら鈴をしばし「たまゆら」に揺らします

祓物を取り割きます。木綿のかわりの水溶紙が雨の水分を吸い取って、きれいに割けなかったのは今後の反省点です。

国家四方を祓い清めます

宮司の腰の上に「茅の輪」を巻いて備後風土記の再生です。

玉ぐしを奉りて拝礼は参列者全員行ってもらいました

そののち、講話を行い、形代を頒布しました。

そののち、ミニ茅の輪作り

記念品の宮司浄書の団扇を差し上げました

今年は雨のため、順番を変え、最後に茅の輪くぐり

 

雨が激しくなってきたので、宮司が皆様の形代を預かり、川に向かいました

これが今年の夏越の大祓となりました

「祓へ給ひ、清め給へ」

 

 

 

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