ＰＡＴ ＭＡＲＴＩＮＯ ＬＩＶＥ！

懐かしの日本ロックで、ちょっとまったりしちゃったので、ＪＡＺＺでも。
７０年代の日本Rockも良いけど、７０年代のパット・マルティーノも最高です。
特に、脳の病気で記憶がなくなる前のＭＵＳＥレーベルでの数々のセッションは鬼のように凄いプレイが続出です。
１曲目のSPECIAL　DOORから全開の弾きまくりで、モーダルなフレーズが延々と続き、BASS→Drのソロに繋がって行き、Free色を生かした、当時としては前衛的なアプローチも格好良いです。
基本は速めのＢｏｐなんですが、彼特有の解釈のフレーズが素晴らしい！このプレイを聴けば、すぐに彼のプレイと解るような個性の強いフレージングです。
彼は、ウェス・モンゴメリーからとても影響を受けたようで、このレーベルに移る前のPrestigeの時のプレイはオクターブ奏法主体のプレイでしたが、７０年に入ってからのプレイは一皮むけた、マルちゃんフレーズの弾きまくりスタイルとなりました。３曲目のＳＵＮＮＹではそのオクターブと弾きまくりの混合プレイで観衆を魅了しています。
この聴いているだけで、手首が痛くなるような錯覚にとらわれる、ハードなピッキングフレーズ、いてまえピッキングと命名しませう！