おやじなミュージックライフ

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男の哀愁 ジャン=ポール・ベルモンド ラ・スクムーン

2006-09-30 | シネマ
フランス映画はフィルムノワール(暗黒街映画)が面白いです。特に、ジャン=ポール・ベルモンド主演のものはどれも面白く、その中で最も哀愁が漂っているのが「ラ・スクムーン」です。
監督はアラン・ドロンの「ル・ジタン」でお馴染み、暗黒街出身ジョゼ・ジョバンニで、彼が投獄中に知り合った一匹狼に自らの半生を投影した実録自叙伝風な内容です。
ストーリーは、死神と呼ばれる主人公ロベルトが、義兄の無実をはらす為にマルセイユに戻ってくるシーンから始まりますが、このバックに流れているオルガンの調べがなんとも切ない響きで、POINTとなる場面に度々登場します。そして、義兄をハメた暗黒街のボスを倒してそこの主になりますが、その後、北米系振興マフィアとの激しい銃撃戦で相手方を全員射殺した罪で投獄されます。出所後、義兄、その妹(恋人)、友人等と余生を暮らす為、大手クラブで用心棒をしていましたが、そのオーナーを脅し、破格でクラブの所有権を手に入れ、それを元手に、郊外のゆったりとした場所へ移り、足をあらおうとした矢先、恨みをかって、義兄、恋人を殺されてしまいます。仇を討つ為、一人で階段を上って行くシーンで、この映画は終わります。
その階段は、モンマルトルにあるような、手すりがついていて、また、映画のテーマのオルガンの調べが流れているので哀愁ムード抜群の情景です。
激渋の名作、一観の価値あります!


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6 コメント

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ベルモントですね (ゆう)
2006-10-02 00:15:28
このタイトルなんか記憶あります。ジョゼ・ジョバンニって自らギャング出身で有名でしたね。アメリカ映画全盛の昨今ですが、たまに古いヨーロッパものを観ると、また違った味わいがあっていいですね。このあいだ「自転車泥棒」をDVDで観ました(^o^)。
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ルパンⅢ=ベルモンド (やま)
2006-10-02 10:13:40
>ゆうさん

そうです。ジョゼは元ギャングですよ。よくご存知でしたねん。

アメリカ映画も古いギャングものが好きですが、久々に新しいやつ観ましたよん。「パイレーツ・オブ・カリビアン」は痛快で面白かったです!



チャリパクって昔は自転車が高価なものだったから映画にもなったんでしょうが、今や日常化しちゃって、若い人には全く解らない世界かも知れませんねぇ。なんかいやな世の中になりつつあるな~。
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チャリパク (ゆう)
2006-10-02 20:19:36
うまいっ!子供の頃、親父とTVで見た記憶があるんです。ラストシーンで子供が泥棒扱いされた(ま、実際泥棒なわけですが)父親を、かばうシーンが印象的で、ジーンときました。同じ敗戦国、S20年代の日本も同様だったのでしょう。出演者も全員素人だそうです。「映画ってほんとうにイイですね!」(水野)
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不思議な緊張感 (やま)
2006-10-02 22:01:54
>ゆうさん

全員トウシロウですか、そういえば、父親の後悔の仕方がすごい大袈裟だったようなイメージが残っています(笑)。あと、チャリパクのシーンも凄い緊張感が漂っていて、今頃の若い者にはこの緊張感は全く理解しがたいものと思われます(笑)

万引きが多発しているので「化粧品泥棒」とか「CD泥棒」とか創って上映すれば若年層の犯罪も少しは減るかも?!

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・・ですなあ (ゆう)
2006-10-03 00:26:57
今、近所のゴミ収集場所に1台棄ててあるんです(^^;)。時代は変わったのでしょうか。あの映画イタリアでしたね。イタリアって自転車メーカーが多いところをみると自転車文化が深いようです。ベルモンドのフランスも。そういえば、ドヌーヴとか、今どうしてるんでしょう。
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自転車とかBASSとか (やま)
2006-10-03 14:33:04
>ゆうさん

近所のゴミ収集所はリサイクル店状態ですね(笑)エフェクターとかないかなん(笑)

イタリアとかフランスってツールド・フランスみたいにチャリ・イベントが結構あって、チャリ文化&歴史があるんでしょうね。以前、欧州の鉄道に乗った時、チャリを積んであるのを見かけました。
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