Ｐｈａｓｅ９０と４５

１０月に入っても、からっととした秋晴れの日が少なく、未だ台風の影響で局地的に大雨が降っています。鼻炎も未だ完治しておらず不快指数が高い日です。

さて、エフェクター強化は順調に進み、７０年代のリトナーでお馴染み、Phaseを入手し試してみました。

ギター：FenderＴＬ75年、GrecoSA1200　80年
ＡＭＰ：Dr．Z　CARMENGHIA
試料：①ＭＸＲカスタムショップ製Phase90②Takky　PEZ45

まず単品でかかり具合をＴｒｙしてみると、90の方は歪むぐらいうねりや波の回数も多く、おなじみのチャカポコ感があり派手に変化します。一方45の方はうねりもおとなしめで物足りない感じがします。音色的にも単品ではそう大差なく45の方が少し艶があるかなといった程度です。
そこで、どのみち単品では使いませんのでAD-900（アナログ・ディレイ）とCH-1（コーラス）を繋いでＴｒｙすると・・・おおっ、地味な感じの45が音が太くなって良くなるではありませんか。うまく馴染めば、邪魔にならないうねりなのでソロとかにも使えそうなキャラです。また、ＯＰＡＭＰがソケット実装なのでデュアルタイプを変えても遊べそうです。
一方、90の方は、音色も思ったより柔らかですがパワー感があるので、歪み抑制もかねてCompを入れると・・おおっ、音が固まって、いい感じのリトナー的TONEになりました。かつて、持っていたスクリプト100と似たようなキャラで柔らか目な感じで良いです。
ＴＬのシングルとＳＡのハムバッカーでＴｒｙしましたが、ハムバッカーの音の立ち上がりが早いせいか70年代というより最近のBLUES・FUSION的な音色に感じました。（ＡＭＰのキャラの影響もありますが）シングルの方は年代もののせいかクリーンさよりも、乾いたシャキーンという感じでこちらは懐かしいアメリカン・ロックや70年代のＪロックみたいな感じでした。
いずれにしても、単独で使うと今一、他のエフェクターと合わせると素晴らしいTONEになることが良く解りました。故に、エフェクターではCompが音の柱、デレイやコーラスが音のキャラクター、フェズはスパイスといった感じにも思えました。