今、自分の部屋のベッドにいます
この数日はなんと言っていいやら……
そして家族の温もりを浴びさせていただきました
うるっとしてしまいました
採血の検査結果が出た、と病院の先生から家に電話がありました
それが日曜のお昼どきでした
肝臓の数値が異常に高くて、明日、紹介状を書くので1番に来院してください
もしそれまでに具合が悪くなるようならすぐ救急車に乗ってください
という話で、
え！絶句してしまいました
夫にこのことを話すと、みるみるしぼんで行く人みたいな顔になって無言
明日はタクシーを利用して行こうと思っていたら、夫が娘に電話して送り迎えを頼んでいました
夜遅くに娘がやってきて、まるで事情徴収をしているような口ぶりで、ことの次第を聞き出す
わたしは布団の中から、ああ、これはこれでこんな感じで原因は膀胱炎？
娘は厳しい顔をしながら明日の時間を再確認して帰って行きました
足が確保されたのでホッとした
次の日、娘が運転で横に夫後部座席にわたし
病院で紹介状をもらってから専門病院へ行きました
まぁすごい人です
お決まりの問診に始まって、採血と検尿、あっちこっちうろうろ回ってやっと医師の前に座りました
すると、土曜日の血液検査の数値が普通の20倍ありますので、今日は入院してもらいます
そしてひとつずつ、ガンマーなんとかはこれでわたしの数値はこれ
と説明を受けました
入院て！？そんないきなり？
診察室を出ると、娘が速攻で仕事中の兄(息子)に電話をしました
そしてCT検査をすることに
CT検査のとき両腕をうえに上げるので、五十肩が治っていて良かったです
受付で呼ばれるたび娘がいち早く行って聞いていました
歩くのが早すぎてわたしが受付に到着する頃はすでに説明が始まっていたり
ぼんやりしているわたしの代わりにやってくれているんですね
必要なことをスマホでダウンロードしたり間違わないように写真を撮ったり
夫はその間３回トイレに行きました
ようやく長い時間をえて再び医師の前に座り(夫と娘は立っていました)
そしてお腹のエコーだったっけ、横のベッドでお腹にジェルを塗ってぐるぐる調べました
医師の結論として、
今日は入院しなくていいです
血液検査の数値が下がっていて、CTもエコーも異常なし、胆嚢に石も何も無し
わたしはCTの画像に絶対何かが写っているぞと思っていたけど
そして変なサプリメントとか飲まない方がいいようです
漢方薬や抗生物質などの薬系が肝臓に良く無い
へえ……
あの、青汁とビタミン剤を飲んでいるんですが……と聞くと
それは大丈夫です
なんとなく間の抜けた質問だったかな
入院しなくていいと医師の口から出たとき、後ろの二人がフッと小さな息を吐きました
わたし以上に緊張していたのかも
最初、今日は入院してもらいますと言われたとき
一瞬固まっていた3人でした
数ヶ月後ぐらいにMRIを一回やっておきましょうとなり、日にちを決めるとき
水曜日か、金曜日か、それともと医師がカレンダーを見ていると
夫が
土曜か日曜にしてくれたら車を出せますので、とびっくり発言をする
お父さん病院日曜してないわーとわたしが言い返す
気が緩んでそれこそ口からポロリと出たのでしょう
医師の先生が
ああもう大丈夫、一人で来れますよ(笑
はずかしいわぁ
帰宅してわたしの携帯に息子からの心配のラインが入っていました
入院しなくてよくなったことを娘がすぐ知らせていました
全部終わった時間がもう三時過ぎ、3人とも昼食はまだです
わたしはそんなに食べられないけど二人が好きなレストランに行こうと言うと
娘がマックのドライブスルーにしました
わたしもチーズバーガーを一個頼みました
家でみんなで食べました
わたしも残したけど食べれた
わたしなんぞのために色々やってくれて感謝しました
わたしの煤けた心が磨かれて良い人間に少しなれるように頑張ろうと思った
しかし医師の口からはわたしの膀胱炎のことは一言もなかったな
