ホ、ホ、蛍

今は潮来ICが終点の東関東自動車道。

これがいずれ茨城空港北ICまで繫がるのだそうです。現在、麻生IC・北浦IC・鉾田ICの開通に向けて事業中。

でも、その予定地に、蛍が飛び交う田んぼがあったとしたら・・。　　　　

写真は、幼虫の時には何でも食べる逞しいヘイケボタル。赤いのは頭の部分です

通例では、高速道路に直接掛からなくても　近くの水路等はコンクリートで固めてしまうのだそうですが、土が無ければ蛍は子孫を残せません・・函梁部もあるそうなので、その場合どの程度の範囲が工事になり、工事車両の通り道になるのか見当もつきません。

「せっかくの蛍、どうにか残せないか」と、伝承館のおじさんは嘆きます。　　　　　　

教えて頂いたのですが、潮来小学校の校章には、蛍がデザインされているそうです。

見てみましたら、本当にそう　

その昔、霞ヶ浦や北浦、北利根川や前川、園部川・石田川・鷲川、浪逆浦(なさかうら)、街中を巡る水路、田んぼや江間(えんま)、湿地帯などたくさんの水に囲まれた潮来では、季節になると当たり前に蛍が飛び交っていたのでしょうね。　

その時代から想うと、生活は安全で便利になりましたが、潮来の潮来たるものが更に無くなって行くのかと、やはり寂しいものがあります・・。