StoptheDesert通信 (砂漠化防止活動の記録)

内モンゴルからウズベキスタンにて砂漠化防止活動を行なっているため、オイスカ内蒙古、アラシャン通信から移行しました。

食糧飢餓撲滅に向けての研究

2018-03-08 13:20:29 | 環境保護
世界では現在、約8億人あまりの人々が飢餓で苦しんでいる。それらの地域は大抵、半乾燥地や乾燥地の植物が育たないようなところに住んでいる。ウズベキスタンでも井戸を掘り植林を村の子供たちと行った際に、子供たちはバケツの水を美味しそうに飲んでいた。その時はあまり分からなかったが、1日バケツ1杯の水で暮らしている人々には植林の水さえも貴重だ。さて内モンゴル阿拉善のセンターでは毎年土壌改良の実験を行なっている。砂漠で一番重要なのは水であるが、そのためには保水できるような土壌に改良する必要がある。もし砂漠でも土壌改良ができ、少ない水で食糧としてのトウモロコシや大豆、ジャガイモなどができる将来を考えるとワクワクする。しかし植物がなく有機肥料を投入しても分解するバクテリアもいないためほとんど分解できない砂漠では水もそうだが肥料がなければ作物は育たない。有機物を投入したからといって植物は育たないのだ。木や作物の根は有機物にバクテリアが介在して無機質に変えてくれることで吸収することができる。そのような中でも窒素固定するシアノバクテリアは有望な肥料になるために注目されている。ただ本当は砂漠でも有機肥料を入れたいのだが、バクテリアがほとんどない場合は薄めた無機の土壌改良剤を投入するのが今のところ一番効果的だ。試行錯誤して10年あまり、今年も試作した新型土壌改良剤を投入する時期が来た。もしうまくいけば、きっと将来、世界の食糧問題が解決できるだろうと言いつつ何年経っただろう。。。

ドミトリー

2018-03-04 04:52:52 | 環境保護
タシケントへ戻る。タシケントでは安いアパートを借りると150ドルくらいからあるらしいが、短期で行ったり来たりだとホテルになる。しかしホテルは高いので安いドミトリー(10ドル)くらいのところのベッドを借りることになる。予算がないので安い飛行機を探して安宿を求めるのは昔からの習慣になってしまっている。部屋に行くと先客がいてウクライナからウズベキスタンに生活にきた若者と中国のバックパッカーだった。中国の学生はイギリスからチチハルまで自転車で旅をしていて「日本人から学んだ」そうだ。砂漠化を防止するために来ている話をすると「ウクライナにも小さいけれど砂漠があるよ」という。「漢方薬を栽培している、髪が生えるよ」と冗談をいうと、ぜひ買いたいと乗って来た。こうした情報はなかなかネットでは伝わらない。3人で夜更けまでいろいろな話をして盛り上がってしまうと次の日に堪える。隣の部屋からはアフガニスタンのカブールから来た商人が「日本とビジネスをしたい」と来た。アフガニスタンは危ないでしょう?そんなところは行かないよ。というと、「それは誤解だ、安全だよ、車で10時間で行けるから案内するよ」そんなに近かったのかとまた勉強になる。ドミドリーの宿は、こうした裏の情報交換の場としても面白いが、やはり若者と違っておじさんには疲れる。

みにくいアヒルの子

2018-03-03 22:34:57 | 環境保護
以前、味の素の食と健康プロジェクトで行った栄養価の高くてどんな環境にも適応するマスコビーダック、ここウズベキスタンにもいた。強い鳥というのは実はのんびりしているように見える。みにくいと思ってみると、意外にハンサムではないか?目の周りの赤い部分、白い部分、そして黒、これで金でもあればMRJの飛行機のデザインだ。そう思ってMRJを見ると、空飛ぶマスコビーダックに見えたりする。さて、このマスコビーもそうだがひときわ目についたのがホロホロ鳥。ホロホロ鳥は人を恐れずに時々奇妙な声をあげながら、のんびりと走ったり歩いている。外敵が少ないとのんびり体質になるのだろうか?

ニクジュヨウを飲むと髪が黒くなる

2018-03-01 20:46:38 | 環境保護
今日はウズベキスタンでニクジュヨウ酒を作って飲んでもらった先生より「飲んでからびっくりしたことが起きたんだ、髪が黒くなって来て、いつもいく床屋でも何で黒くなったんだ?と聞かれてね、欲しいと言われるのだけど、誰にもあげないよ」日本でも髪が黒くなる人が続出しているが、腎臓と肝臓の機能を強化して若くなるため、髪も黒くなってくるというわけです。白髪で困っている人は飲んでみてはと思います。