鯨工場

静岡鉄道の古い車両をメインに作ってます

乗工社 静岡鉄道駿遠線 キハD14制作

2023-06-20 10:50:00 | 日記
お久しぶりです。
制作ペースが遅すぎて毎回ブログの初めが「お久しぶりです」になってしまいます。

今回は乗工社の静岡鉄道駿遠線 キハD14(1/87)の制作です。




まず箱にします。
全面まで真鍮プレスで作っているせいで角やおデコの丸みが足りない気がします。
ヘッドライトの位置も下すぎて実写のイメージから離れています。






ライト穴を半田で埋めておデコや角を納得いくまで削っていきます。
おデコはかなり削った為、穴が空いてしまいましたので半田でいい感じに埋めてサフ吹いた後に瞬着でガチガチに固めてあります。


14号のみ連結器周りにカバーのような物が付いています。 
プラ板でそれっぽい物を作って貼り付けます。
14号は湘南顔トップナンバーという事もあり、登場時は雨樋レスだっり前面通気口が無かったりと、非常にスッキリとしたデザインだったようです。









動力を作っていきます。
実写は駆動台車のみ少し長めの台車となっているので、キットの動力を使用せずにkatoのEF210の動力を改造して使用します。
車輪にはkatoのEF15動輪のスポークを1部切除して使用しました。

動力のダイキャストをモーター受け部分と片側の代車受け部分を残して切断しました。
側面もそのままでは入らないのでグラインダーで薄くしました。
エバグリのプラ板で床板を作り四ッ穴を開けてネジで止めて車体に固定します。

非駆動側はキット付属の台車をセンターで絶縁して両集電台車にしました。

かなり雑な作りですがkato製品なので大丈夫何とかなります。





手摺や雨樋をつけていきます。
キット付属の雨樋は形状や取り付け金具の数が足りないので自作します。
おデコの雨樋は非常に苦労しました。
真鍮線では曲げ加工が難しく銅線を使用しました。







ライト関係も取り付けていきます。



塗装に入っていきます。
静鉄の50~60年代の塗装には青とクリームという解釈と青と黄色という解釈があります。完成品などでは青とクリームのパターンをよく見かけますが、自分は青と黄色の方が実写に近いと感じ、そちらにしました。



青も塗っていきます。
金太郎塗装は難しいかなと思っていましたが1発で成功しました。
塗料はGMの青15と西武イエローを使用しました。

インレタも発注して作りました。


つや消しを吹いて窓を入れてボディは完成です。

ラジエーターと連結器を制作します。

床下周りもそれらしく作ります。




〜完成〜

ブラスキット初心者なので色々苦労しましたがそれらしく形に出来ました。
製品の不満点はほぼ解消し、実車に近いスタイルを再現出来ました。
今度は客車が欲しくなりますね。












静鉄モハ20号アップデート

2022-07-28 22:24:00 | 日記
お久しぶりです。

先日ヤフオクを徘徊していたら20号の腰ライト時代の清水側の写真を見つけました。

実は今まで腰ライト20号の清水側は見つけられてなく、以前制作した20号も清水側は想像で作成した部分があります。

落札した写真を模型と見比べて見ると幾つか間違っていた部分があったので修正しました。


おでこの中央下の手摺が不要だったので撤去しました。
1灯時代は残っていたのでライト移設のタイミングで撤去したんですね。





清水側の屋根も間違っていたので修正しました。

構内車になる前は清水側にパンタが付いていたのでその台座ですね。

これは後のおでこライト移設時、ベンチレーター撤去と同時に撤去したんですね。

模型ではまさか残っているとは思わず、ベンチレーターを取り付けてしまいました。

ベンチレーターを取り外して穴を埋めて削ってプラ板でそれらしく貼り付け、塗装しウェザリングしました。


より一層実物に近づけました。



昔の地方鉄道は資料が少なくて毎回大変です。
完成してからいい資料が出てくると複雑な気持ちになりますが、これからもアップデートを重ねてより完璧な模型を目指したいと思います。





静鉄モハ20号制作

2022-04-16 22:41:00 | 日記
お久しぶりです。
最近はE-girlsの鷲尾ちゃんにどハマりしてFlowerの曲を聴きまくっています。

さて今日は鉄コレ第一弾改造の 静岡鉄道18形モハ20号の制作記録です。




なんかこのスタイルで腰にライトってすごく違和感ありますよね。
実車は1970年頃に営業用から車庫内の入れ替えや工臨を行う事業用車に改造されその際にライトの移設、パンタグラフの位置変更、ドア交換等が行われこの姿になりました。
しかし腰ライトだとバラスト工臨の際に、貨車でライトが隠れてしまう為 まもなくライトがおでこに移設されこの姿は見れなくなりました。

そのためこの姿での活躍期間は短く、資料集めに苦労しました。

模型は鉄コレ第一弾を使用し、改造箇所としては、
・ウィンドウ シルヘッダーの貼り直し
・屋根上の加工
・乗務員扉の移設
・ドア交換
・各種精密化
・塗装
                    等です。



まず、ウィンドウシルヘッダーを全部削り落として扉をくり抜きます。

次に片側の乗務員扉を埋めて窓を作ります。

反対側とサイズや雰囲気を似せてそれっぽく作ります。


次にウィンドウシルヘッダーをプラ板を貼り付けて再現します。
静鉄20号のウィンドウシルヘッダーは上部も下部も同じ幅となっています。

次にライトを入れる為の穴を開けます。
雰囲気をみて穴の開ける位置を決めます。

静鉄顔の出来上がりです


屋根も作り直すので全部削っておきます。

連結器周りは鉄コレのジャンクから持ってきました。

レボリューションファクトリーの鉄コレ15m車用ドアをはめます。

インレタも作って発注しておきます。

乗務員扉を作ります。







いい感じに穴をくり抜いてプラ板をはめてまたいい感じにくり抜いて作ります。



ちょっと飽きてきたので床下を作ります。
鉄コレ15メートル動力の底板?を現物合わせで切り抜いてエバグリのスジ入りプラ板をはめ込みます。

梁を貼りますw

配管を通していきます。

床下機器も良いのがないのでプラ板で作ります。







床下機器を精密にやる人ってあまりいないのでお手軽に作品に個性が出せてしかもテキトーに作ってもみんな納得してくれるのでちょっと作品に+‪αしたい人にオススメです。



テキトーに作っても塗ると大体のものはいい感じになります。


塗装したりインレタ貼ったりしました。(写真撮り忘れた)


側面にガラスをはめ込んでいきます。
めっちゃめんどくさいので二度とやりたくないです💦




運転室まわりを作っていきます。

床下の取り付け部分を少し深めにして車高を下げました。


こんな床下ですがちゃんと走ります。

完成〜


バラスト工臨風
次はトコ1 2を作りたいですね。

〜宣伝〜


2022/5/29日まで藤枝市郷土博物館でモハ20号の他、静鉄の模型作品を展示させて頂いております。

静岡県内の鉄道の貴重な資料や物品、模型など多数展示しています。

是非お越しください。






お久しぶりです

2021-03-09 23:00:00 | 日記
しばらく投稿していなかったので近況報告です。

まず 静鉄1000形


鉄道模型趣味のNコンペに応募する事になり、車体を新しい車体で作り変えました。





まず窓から
製品のガラス側にモールドされたhゴムでは満足出来なかったのでプラ板で作りました。


ガラスも塩ビ板から切り出したので平面度と透明感が非常に良くなりました。


窓自作のおかげで運転台周りも再現出来ました。

〜そして完成〜


我の全力を投入しました。

〜発送〜


いってらっしゃーい(^^)/

その間に静鉄100形登場時を制作しました。


切って貼って
くり抜いて
形を整えて

塞いで

穴を開けて

削って形を整えて

鉄コレは前面窓だけでも自作してあげるとカッコよくなります。

塗装

ここまでは楽

ドア上の塗り分けに苦労しました。
フォロワーさんにカッティングマシンでマスキングテープを作ってもらいました。


細かいパーツを付けて
インレタも特注して


手書き卒業w


完成!

そうしている間にTMSの結果発表が




結果は準佳作!
その後渋谷のIMONや紙面で制作記事も掲載していただきとても良い経験になりました。

以上です〜











静岡鉄道1000形登場時近代化改修

2020-08-02 21:20:00 | 日記



ウチの主力模型、静鉄1000形の改修をしました。

屋根上と床下を主に改修しました。





今までちょっといい加減だった床下を本気で叩き直しました。

配管や梁も増やして密度を上げてみました。

シルエットを見ると実にやったかいがありました。





ベンチレーターは1ミリのプラ板を8×3mmで切り出しました。

今までは省略していた網目も塗装で再現しました。

大変だけど効果絶大です

パンタから前に出ているボックスもモールドを撤去し、脚を生やしてプラ棒から作り直しました。






前部台車も一部切り取りシルエットを良くしました。

とりあえず気になる所を90%くらいに潰せました。

高一の時に完成させた物とはもう全くの別物と言っても良いほど進化しました。笑