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『ドラケンE』【アグレッサー17巻】

2月末はガンダム系の雑誌やコミックが多数発売されましたが、今日は私の特に推すコチラをご紹介!

機動戦士ガンダム アグレッサー 17

アグレッサーも17巻目。

この章に入り、主人公・チェイスが主役機・レッドライダーに搭乗せず、生身の白兵戦を継続中。

表紙もジムでもボールでも無く、なんと「ドラケン」!

こんなガンダム漫画、初めてですよね。

白兵戦もチェイスやノイスがハリウッドのアクション映画張りに大活躍!

息もつかせぬ大興奮ノンストップ活劇が続きます!

物語も、主人公・チェイスの人間関係のしがらみは薄めで、本編に対する外伝や映画版のような章と思ってましたが、ノイス絡みで「トゥームストーン」の謎に迫る物語も展開し本筋の一部としても目が離せません。

後半は、本作の「売り」の一つ「艦隊戦」と、MS戦。

ここまで「艦隊戦」にスポットを当て、なおかつ熱いガンダム漫画もあまり類を見ないです。

MS戦も単なるアクションでは無く、ギリギリの戦術で魅せます。

勿論、主役機・レッドライダーも大活躍。

主人公・チェイスでは無くクルーガー伍長の搭乗ですが、相変わらずクルーガー伍長らしい「豪快な剣劇」が映えます!

クルーガー伍長も人間性に少しずつ変化がみられ、その成長ぶりも隠れた見所です。

作者の万乗先生は「少年漫画」と位置づけているようですが、「大河ドラマ」のような見所とスケールを持った側面も併せ持っているようです。

私は「宇宙世紀ガンダム漫画」の大半は応援してますが、その中でも「連載中の推し作品ベスト3」に入る(私、個人的な)名作です。

お薦めです。未読の方、如何でしょう?

 

【追記】

来週の記事にしようかと考えてたんですが、アグレッサー17巻と同時発売のコチラも今回の注目作としてご紹介。

機動戦士ガンダム サンダーボルト 21

ナラティブの前に地上波オンエアもされ、10周年記念で今盛り上がってる太田垣先生の大作。

先日はサンボル版ガンプラ好きには永久保存版ともいえるコチラ2作も発売してました。

THUNDERBOLT MECHANICS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 立体作品集 side IO

THUNDERBOLT MECHANICS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 立体作品集 side DARYL

本作の太田垣先生は万乗先生の「アグレッサー」の事を、

「(ガンダム漫画として)勝手にライバルと思っとります。」

と語ってらっしゃっていて、大先生同士の熱い関係を感じます。

「アグレッサー」が「ガンダムの少年漫画の金字塔」なら「サンダーボルト」は「ガンダムの青年漫画の金字塔」のような作品。

「アグレッサー」より先行連載されており、一大ムーブメントを起こしたモンスター作品です。

内容も連載当初からイオのジムが撃墜されたりと、度肝を抜く展開で読者の心を鷲掴み。

また「フルアーマーガンダムVS高機動型ザク(サイコザク)」というMSV世代の夢の対決が実現。ファーストガンダム世代を虜にしております。

18巻では表紙を「ザニー」が飾り、表紙に偽りなく実際にザニーが大活躍。

現在、最終局面では連邦サイドでガンダムのパイロットだったイオが「パーフェクトジオング」に、サイコザクのパイロットだったダリルが「パーフェクトガンダム」にと、逆のMSに搭乗したりと、読者の予想を大きく裏切る良い意味で素晴らしい展開を見せています。

そして本21巻では、遂にイオとダリルが直接対決!

クライマックス!

脇メカも独創的で、ビグザムは元設定より遥かに巨大になっており、ビグラングのように体内でMS補給までできる仕様に。

既存設定と相違する代わりに、太田垣先生がSF考証や格好良さ、メカの必然性等からストイックに「最高」を追い求めたメカにアレンジされ、劇中で暴れまくります。

あまりの超大作で皆様ご周知の為、当ブログではご紹介も控えめにしてましたが、いよいよ終盤にさしかかってきましたので、あえてのご紹介でした。

皆様お見逃しのないよう!

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