
何故に1999年のこの映画が今頃公開されたのかはわかりませんが、なんでもいいや、こんな面白い映画があったんだとすごく嬉しくなってしまいました。

まず、びっくりしたのが、このお方がフランス映画に出てる!
しかもフランス語を話してるんですよ、そう、ちょっと写りが悪いけど、マギー・チャンです。

この映画は「おとぼけオーギュスタン」の続編というか一応シリーズものみたいですが、私はこれで初めてそんな映画があったんだと知りました。
フランス版MR.ビーンみたいな感じとか、そういえば主人公のこの感じからしてなるほど、という気も・・・。

映画と現実が区別つかなくなるようなところは「カイロの紫のパラ」なども思い出しました、マギー・チャン扮する鍼灸師に恋して夢想するあたり、なんかどきどき(笑)
主人公はカンフー映画に出演したくて古い香港映画を観ては録音したりしてるんですが、その映画がまた面白くてフルスクリーンになると、このままそちらの方を観ていたいなんて思ったりして、ジャッキー・チェンの映画も観てました。
昨日観た「フライ,ダディ,フライ」では岡田准一くんがブルース・リーの映画をビデオで繰り返し観ていたし、どちらもやはりトレーニングする人にはバイブルなんですね。
なんか説明がうまくできないけど、フランスの中国人街の様子なども珍しくて、主人公を取り巻く人たちも面白く、不思議な魅力に満ちていた映画でした。パンフはモノクロの写真が殆どでその不思議な世界の美しさをお伝えできないのが残念ですが・・・。
ユーロスペース1 15:00~観客15人程/75席