「“隠れビッチ”やってました。」の時もそうだけど、共感しづらい役柄なのに何故か寄り添うような気持ちになってしまうヒロインを演じた佐久間由依ちゃんが絶好調。
ふとしたことから親しくなる後輩を演じた奈緒さんとの相性もバッチリで、就職間近の複雑な心境や学生と社会人の狭間で揺れるヒロインと彼女を取り巻く人間模様が自然な台詞回しで描かれていて、これ、今年観た邦画の中では一番好きかも。
先立った友人の不在感に支配されているようなところは少し前に観た「佐々木、イン、マイマイン」にも被るような気もして、そういえば部屋の作り込みなども似ているような気がした。
不思議なタイトルの意味は、“ 解禁された予告編の最後にはホリガイが「君の心と存在をもてあそんで、侵害するそいつらは、どんどん年をとって弱っていくから。君は永遠にそいつらより若いんだよ」とイノギに伝えるシーンで納得だけど、自分としては、先に逝った友人への言葉のようにも思えた。
あらすじ
22歳、身長170センチ、処女のホリガイはちょっと変わっているがその自覚がない女子大学生。そんな彼女は、卒業間近で、友人たちと毎日似たような日常を過ごしていた。そんな中で、ひとつ下の同じ大学に通う後輩・イノギと知り合い仲良くなっていくが……
117分
PG12
監督
吉野竜平
キャスト
佐久間由衣
奈緒
小日向星一
笠松将
葵揚
森田想
宇野祥平
馬渕英里何
坂田聡
シネ・リーブル池袋1 18:30~観客10人程/178(89)席
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