続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「あやつり糸の世界」(1973年西ドイツ/アイ・ヴィー・シー)

《ニュージャーマンシネマの鬼才ライナー・ベルナー・ファスビンダー監督が1973年に発表したSF映画でバーチャルリアリティによる多層世界を、鏡を多用した画面や電子音で紡ぎだした。原作はダニエル・F・ガロイの小説「模造世界」。日本では特集上映で限定的に上映される以外、長らく未公開だったが、2016年3月に初の劇場公開が実現。》

タイトルやポスターの感じから思っていたのと違っていたけど、未来世界を予測可能にする“シミュラクロン”の開発して架空世界を作り出すとか、40年以上も前にこんな映画が撮られていたなんて、びっくり。
仮想世界の話とかちょっと苦手なので内容的にはよくわからなかったけど、度々映される鏡を見ているうちに、スクリーン自体も夢か現かの仮想空間のような気もして不思議な気持ちになった。
出てくる女優さんのメイクも独特で妖艶というか、とくにエヴァが綺麗で見とれてしまった。

ファスビンダー監督といえば「リリー・マルレーン」や、あと「ケレル」が強烈だったけど、こんな作品も撮っていたは知らなかったので、未公開作品を観られてよかった。

仮想世界を作り出し、未来社会を予測可能にする「シミュラクロン」の開発を進める未来研究所。謎の死を遂げたフォルマー教授の後任として研究主任の座に就いたシュティラー博士は、ある日、保安課長のラウゼが忽然と姿を消し、エーデルケルンという別の人物が保安課長になっていることに気付く。実験のため自らシミュラクロンの仮想世界に入ったシュティラーは、そこで消えたはずのラウゼの姿を見かけるが……。

原題 Welt am Draht

監督
ライナー・ベルナー・ファスビンダー

出演
クラウス・レービッチェ
マーシャ・ラベン
カール=ハインツ・フォスゲラウ
アドリアン・ホーフェン
バルバラ・バレンティン
ギュンター・ランプレヒト
ボルフガング・シェンク
マルギット・カルステンセン
ウーリー・ロメル
ヨアヒム・ハンセン
クルト・ラーブ
ゴットフリート・ヨーン
エル・ヘディ・ベン・サレム
イングリット・カーフェン
エディ・コンスタンティーヌ
クリスティーネ・カウフマン
ベルナー・シュレーター
マグダレーナ・モンテツマ
カトリン・シャーケ
ルドルフ・バルデマル・ブレム
ペーター・カーン
ソランジュ・プラーデル

キネカ大森2 17:05~観客6割程/69席





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