いやいや、確かに男優陣も豪華でした、自分的にはヤクザな男役で凄味を出してもやはり優しさというか弱さを隠しきれないみたいな伊勢谷友介や、少女漫画風にキラ～ンと登場の谷原章介がツボでした…渋いところでは甲本雅裕さんが最近ちょっと気になってますが…。
まあ、それはともかくとして、なんといっても“嫌われ松子”役の中谷美紀の変身ぶり、というか転落ぶりがめまぐるしくて、時々流れるナツメロや“昭和”を象徴するフィルムなどみどころもたくさん、お花畑のようなミュージカル仕立てあり、グログロなホラー仕立てありで圧倒されましたが、なんといっても一番圧倒されたのは女性客の多さでしょうか、平日の最終回なのに、男性客は数えるくらいで、女性客、それも、オシャレ～な感じの若い子たちが殆んどで、その熱気に圧倒されました(笑)
このシネクイントは渋谷のPARCO3の8Fにありますが、客層と映画の持ち味がうまく噛み合っているのかも、とにかく意外に混んでいて嬉しかったです。
あ、肝心の感想ですが…全く内容は違いますが、なんとなく、少し前に観た「ヨコハマメリー」や昨日観た「バッシング」などが被るような気がしたのは、“異端視”される女性の内側を是もなく非もなく描いていたからのような気がしました…もう少し時間が経つとまた違う見方になるかもですが、今はそんな感じでとりあえず送信！
シネクイント19:00～観客8割程/227席
