続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「フライング・ギロチン」(2012香港=中国/ツイン)

“史上最凶の暗殺兵器…「インファナル・アフェア」シリーズなどのアンドリュー・ラウが監督を務め、「捜査官X」などのピーター・チャンが製作に回ったアクションで清朝時代の中国を舞台に、必殺秘密兵器フライング・ギロチンを手に暗躍する暗殺集団の姿を描く”

これはいい意味で思っていたのと違っていたというか、タイトルからホラー風味の“トンデモ”映画かと思っていたら…確かに飛び道具は怖かったけど、どちらかというとこの前観た「皇帝と公爵」に近いような、戦うことの不毛さが伝わってくる映画だった。

登場人物たちの履歴がよくわからず、誰に思い入れしていいやらわからずなくて少し退屈に感じた前半から打って変わって、血の気を取り戻したかのように生活感溢れる村の描写にも一気にひきこまれた。

激動の時代を駆け抜けた男たちの宿命の重さや、激しい戦いぶり”を描いた真面目な大作だったので、この邦題に惑わされずに観て欲しいかも!

《清朝時代、第5代皇帝雍正帝(アンドリュー・ラウ)は宮中の反乱分子を退けるため、ひそかに暗殺部隊「血滴子」を結成する。部隊を率いる総領官(ジミー・ウォング)は、隊員の冷(イーサン・ルアン)たちに清朝打倒をたくらむ革命闘士の長である天狼(ホァン・シャオミン)の暗殺を指示。だが、激しい抵抗に遭い、仲間の穆森(リー・ユーチュン)が捕まってしまう》
「モーターウェイ」などのショーン・ユーや「ラスト・シャンハイ」などのホァン・シャオミンらが共演。

◆CAST
ホァン・シャオミン、イーサン・ルアン、ショーン・ユー、ジミー・ウォング

原題:THE GUILLOTINES

113分

シネマート六本木1 16:00~観客10人程/87席








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