続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「予告犯」(2015/東宝)

“2011年から2013年まで「ジャンプ改」で連載され、反響を呼んだ同名マンガを、『白ゆき姫殺人事件』の中村義洋監督が映画化した犯罪ドラマで、世間を欺く企業や会社に容赦なく制裁を加えていく謎の男《シンブンシ》と彼を追うエリート女性捜査官の行き詰る攻防戦を描く。主演は『土竜の唄』の生田斗真と『SPEC』シリーズの戸田恵梨香”

“悪か正義か”って、やってることはどう考えても犯罪なんだけど、主人公や仲間たちに共感してしまうところがあって、思わず後押ししたくなってしまうというか、予告編から思っていたのとは違って友情や絆の大切さなども伝わってきて最後は涙が出そうになってしまった。

主役の生田斗真くんはどちらかというと苦手なんだけど「脳男」でもいい味出していたしスクリーンとの相性抜群で、屈折した役どころを好演。

戸田恵梨香ちゃんは警視庁サイバー犯罪対策課のキレ者刑事役にしては少し若すぎるような気もしたけど、六本木の街を犯人を追いかけて疾走するシーンなど、同じ匂いを感じて犯人を追いつめていく刑事を熱演、出番少ないながら窪田正孝くんも印象的だった。

中村義洋監督作品としては、ネット炎上など現代社会が抱える闇を描き出していくという意味では「白ゆき姫殺人事件」の延長線上にあるかも、この分野の作品をもっと観てみたい。

ストーリー
警視庁サイバー犯罪対策課の吉野は、謎の男の犯行予告動画に関する報告を受ける。すると予告通り、集団食中毒を起こした食品会社の工場が放火される事件が発生。吉野は新聞紙の頭巾をかぶっていることから“シンブンシ“と名づけられたその男の行方を追う。


119分

監督
中村義洋

出演
生田斗真
戸田恵梨香
鈴木亮平
濱田岳
荒川良々
宅間孝行
坂口健太郎
窪田正孝
小松菜奈
福山康平
田中圭
滝藤賢一
本田博太郎
小日向文世

TOHOシネマズ日本橋7 13:10~観客6割程/404席




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